オリックス銀行は世界中に拠点を持つオリックス銀行株式会社の子会社です。
元々、リース業(企業設備などを貸し出す仕事)の会社が、グループ全体で様々な事業を行っており、銀行業を担うのがオリックス銀行株式会社です。
オリックス銀行のカードローンは人気が高く、申込者も多いですが、本当はどのようなカードローンなのでしょうか。様々な角度からオリックス銀行のカードローンを徹底検証してまとめていきます。
なお、オリックス・クレジット株式会社が発行する「オリックスVIPローンカード」は全く別の商品なので混同しないようにしましょう。オリックス銀行は銀行で、オリックス・クレジット株式会社は消費者金融です。
オリックス銀行を見る
オリックス銀行は即日融資は出来ないと考えよう
どうしても急いでいる方は別のカードローンに申し込もう
カードローンはお金を借りる商品で、お金を借りたい時というのは緊急の方が多いです。しかし、その場合、オリックス銀行のカードローンは向きません。
オリックス銀行カードローン公式ホームページには、融資までの時間に関しては何も言及されていません。融資までの時間は、早くとも一週間ほどかかると考えておきましょう。
急いでいる方で銀行が良い方は、三井住友銀行に申し込むようにしましょう。銀行、非銀行(ノンバンク)関係なく「とにかく急ぎたい」という場合は、プロミス、SMBCモビットなどがオススメです。
オリックス銀行は即日融資は出来ませんが、それ以外にメリットがいくつもあるカードローンです。以下、様々な角度からオリックス銀行カードローンを分析した結果をまとめていきたいと思います。
オリックス銀行を見る
オリックス銀行カードローンの基本情報
金利は銀行にしては高いが不利なほどではない
オリックス銀行カードローンの金利は1.7%~17.8%です。少額の借り入れの場合、上限金利の17.8%が適用される事が多いですが、その場合、消費者金融とほとんど変わらない高金利設定です(プロミスが17.8%、SMBCモビット等が18.0%)。
しかし、金利は審査の結果、利用限度額とともに決定されるもので、必ずしも高いとは言えません。限度額による金利は以下の表の通りとなります。
| ご利用限度額 | 借入利率(年) |
| 800万円コース | 1.7%~4.8% |
| 700万円コース | 3.5%~5.8% |
| 600万円コース | 4.5%~8.8% |
| 500万円コース | 4.5%~8.8% |
| 400万円コース | 4.5%~8.8% |
| 300万円コース | 5.0%~12.8% |
| 200万円コース | 6.0%~14.8% |
| 150万円コース | 6.0%~14.8% |
| 100万円コース | 6.0%~14.8% |
| 100万円未満 | 12.0%~17.8% |
以上のように、限度額によって金利は変わりますし、幅がかなり有るので、必ずしも高金利というわけでは有りません。ただし、金利が各テーブルの下限金利になる事はあまり無いと考え、基本的には上限金利になると考えておいた方が良いでしょう。
例えば、100万円未満であれば17.8%、100万円であれば14.8%。300万円であれば12.8%などです。
カードローンは全体的に高金利なので、数%はあまり変わらないかも・・・
しかし、上限金利が高いからといって、それがすぐにデメリットにつながるわけではありません。金利だけ比べれば消費者金融と同水準ですが、全ての提携ATM手数料が無料などのメリットがありますので、オリックス銀行カードローン自体を躊躇する理由にはなりません。
また、金利に関していっても、カードローン業界は全体的に実質年率14%以上あるカードローンがほとんどで、高金利な事には変わりません。その数%にこだわるよりも、提携ATM手数料等の返しやすさ等に着目した方が良いでしょう。
オリックス銀行カードローンの金利17.8%で50万円を一ヶ月借りた場合、利息は7,315円です。金利14%のカードローンで50万円を一ヶ月借りた場合は金利5,753円となります。
差は一ヶ月で考えて1,562円ほどなので、あまり金利に執着せず、提携ATMの多さなどで考えるのも一つです。
その1,500円が大きい!という場合は、三井住友銀行のカードローンなどの消費者金融に比べて金利が低いカードローンがオススメです。
オリックス銀行を見る
限度額は審査によって細かく分けられる
オリックス銀行カードローンは、限度額設定が細かく分かれており、審査によって異なります。申し込む側としては、いくつかのコースの中から希望限度額を選び、オリックス銀行側がその希望限度額を元に審査し、10万円単位で利用限度額を決定します。
希望を出せるコースは、100万円未満コース、100万円コース、150万円コース、200万円コース、300万円コース、400万円コース、500万円コース、600万円コース、700万円コース、800万円コースです。
高額でなくても、ピンチの時に少し借りられるぐらいで良い、という場合は、100万円未満コースを選びましょう。審査の結果、限度額10万円、限度額80万円というように10万円単位で決定されます。
オリックス銀行を見る
オリックス銀行カードローン申し込みの流れ
オリックス銀行カードローンの申し込みは、基本的に以下の手順で行います。
- 公式ホームページより申し込み
- 受付完了メール受信
- 審査(2~3営業日が目処)
- 審査通過後、本人の申し込み意思を確認
- 勤務先への確認の為の電話連絡(在籍確認)
- カード郵送
- 本人確認書類等をアップロード(5完了後の時点でアップロード用のURLが送付される)
アップロード用URLはメールで送られてきますので、@bank.orix.co.jpのメールアドレスからのメールが受信されるように受信設定をしておきましょう。
オリックス銀行を見る
提携ATMの営業時間、台数、手数料などについて
様々な提携ATMで手数料無料で利用出来ます
オリックス銀行は自社のATMがありません。
しかし、その分、提携しているATMは多く、全国で99,000台以上の提携ATMが設置されており、全てで借り入れ、返済ともに手数料無料で利用できます(提携ATM台数は2018年2月末現在)。
主に利用出来る金融機関と、営業時間は以下の表の通りです。オリックス銀行の提携ATMの営業時間についての注意点は、
- 毎日3:00~4:10はどのATMも返済、借り入れともに利用出来ません
(見づらくなるので下記表には記載していません) - 提携ATMによっては利用出来る時間帯が異なる場合があります
(下記表は24時間空いている提携ATMの場合の営業時間です)
の二点です。利用の際は注意しましょう。
| 金融機関名 | 曜日 | 利用出来る時間帯 |
| 三菱UFJ銀行 セブン銀行 イオン銀行 ローソン ファミリーマート ミニストップ その他イーネットATM |
全日 | 0:15~23:50 |
| 三井住友銀行 | 月曜 | 7:00~23:45 |
| 火曜~土曜 | 0:15~23:45 | |
| 日曜 | 0:15~21:00 | |
| ゆうちょ銀行 | 全日 | 0:15~23:40 |
| 西日本シティ銀行 | 平日 | 7:00~23:00 (借り入れ) |
| 土日祝 | 8:00~21:00 (借り入れ) |
|
| 平日 | 7:00~19:00 (返済) |
|
| 土日祝 | 8:00~19:00 (返済) |
オリックス銀行を見る
借入方法
借入方法は大きく分けて二つあり、振り込みによる借り入れる方法と、ローンカードを利用して提携ATMで借り入れる方法です。提携ATMでの借り入れは上記の提携ATM営業時間内に提携ATMでカードローンを入れて借り入れる事が可能です。
振り込みによる融資の場合、振込先として指定する金融機関や、申し込む曜日や時間帯によっていつ振り込まれるかが変わってきます。以下にまとめました。毎日3:00~4:10と23:50~0:10の間は借り入れ申し込みが出来ませんので注意しましょう。
| 振込先金融機関 | 曜日 | 受付時間 | 振込時間 |
| ジャパンネット銀行 | 全日 | 0:10~23:50 | 即時※ |
| その他銀行 | 平日 | 8:40~15:00 | 即日 |
| 上記以外 (土日祝は終日) |
翌営業日の9:00~10:00 | ||
ご覧いただけますとおり、ジャパンネット銀行を振込先金融先とした場合のみ、ほぼ24時間いつでもすぐに振り込み融資を受け取ることが出来ます。後はジャパンネット銀行のキャッシュカードでそのお金を下ろして利用しましょう。
ジャパンネット銀行以外の銀行の場合、振り込み時間が「即時ではなく即日」となっており、振り込みまでに少しタイムラグがある可能性があります。出来ればお金が必要な日の午前中には申し込んでおきましょう。
また以下の条件の両方を満たす必要があります。
- 契約後(カード発行後)
- 登録口座、または振込専用口座にジャパンネット銀行を登録すれば利用可能
オリックス銀行のカードローンの場合、まずは振り込み融資用の口座を必ず設定する必要があります。これを登録口座といい、返済用の引き落とし口座もこの登録口座となります。
そしてもう一つ、引き落とし用の口座と振り込み用の口座を分けたい場合、「振込専用口座」というものを設定でき、登録口座と振込専用口座の両方を登録しておけば、振込融資の際にどちらの口座に振り込むかを選択することが可能です。
登録口座の銀行はクレジットカードや光熱費の引き落とし用として利用し、振込専用口座は下ろして使うようにするなどの使い分けが可能です。
オリックス銀行を見る
返済方法
返済には約定返済と臨時返済があります
借り入れたお金を返済する方法は、登録してある口座からの引き落とし、オリックス銀行の指定する口座に振り込む、ATMでカードを使って返済するなどの方法があります。必ず口座引き落としにする必要は無く、毎月ATM等で返済期日までに返済することも可能です。
毎月必ず返さなくてはいけない返済を約定返済といい、約定返済以外に追加で返す返済の事を随時返済(臨時返済)といいます。約定返済日は毎月10日か、末日を選ぶ事が出来ます。口座引落ならその日に引き落とされますし、ATMや振込返済ならその日にちまでに返済する事になります。
口座引き落としによる返済の注意点
オリックス銀行カードローンは申し込みの際に、必ず一つ銀行口座を登録する必要があります(登録口座という)。その口座から毎月の引き落とし返済を設定することも可能です(設定しなくても良い)。
ただし、口座引き落としに利用出来ない金融機関がいくつかあるので、それらの金融機関を登録口座として登録してしまった場合は、他の返済方法で返済する必要があります。口座引き落としに利用出来ない金融機関は以下の通りです。
- ゆうちょ銀行
- オリックス銀行
- セブン銀行、楽天銀行、イオン銀行などのネット銀行
- 外資系銀行(シティバンクなど)
- 農林中央金庫
- 商工中金(商工組合中央金庫)
なんと、オリックス銀行のカードローンでありながら、オリックス銀行の口座からは口座振替による返済が指定出来ません。申し込みの際に上記の金融機関に設定してしまったものの、口座振替を希望する場合は、オリックス銀行に電話して(0120-89-0699)預金口座振替依頼書を請求しましょう(インターネットサービスのメンバーズナビからも申請は可能)。
オリックス銀行を見る
指定口座に振り込む、ATMでカードを使う返済の注意点
返済するタイミングによっては二回返済する事になる場合もある
自動的に引き落とされる口座引落とは違い、振込やATMでの返済はいつでも自由に行う事が可能です。しかし、返済する日によっては、約定返済としてではなく、随時返済として扱われてしまう場合もあります。
随時返済として扱われてしまうと、約定返済も再度行わなければならなくなるので、出費が多くなります(もちろんその分借金は減ります)。
具体的に言えば、返済日の14日前の午前3:00で約定返済金額は確定するので、それ以降に返済すれば約定返済額に充てられますが、確定する前に返済してしまうと、約定返済ではなく随時返済として扱われてしまうということです。
例えば、返済日14日前の午前3時時点で残高が40万円あったとすると、下記表により、返済額は10,000円で確定します。確定後に10,000円以上入金すれば問題ありません。しかし、確定前に10,000円を入金してしまうと、約定返済としては扱われず、臨時返済として扱われてしまうため、返済期日までにもう一度10,000円を入金する必要があるのです。
この決まりを忘れてしまうと、返済期日に約定返済が出来ずに延滞などの扱いを受けてしまう可能性があるので、上記例で分からない場合は、借り入れ後にオリックス銀行に確認しておきましょう。
返済方式
約定返済の金額は、いくら借り入れているかによって自動的に決まります。オリックス銀行の返済方式は残高スライドリボルビング方式といい、返済日の14日前の午前3:00の時点での残高によって約定返済額が変わります。返済額は以下の表の通りとなります。
| 借入残高 | 毎月の最低返済額 (ミニマムペイメント) |
| 30万円以下 | 7,000円 |
| 30万円超~50万円以下 | 10,000円 |
| 50万円超~100万円以下 | 20,000円 |
| 100万円超~150万円以下 | 30,000円 |
| 150万円超~200万円以下 | 35,000円 |
| 200万円超~250万円以下 | 40,000円 |
| 250万円超~300万円以下 | 45,000円 |
| 300万円超~400万円以下 | 50,000円 |
| 400万円超~500万円以下 | 60,000円 |
| 500万円超~600万円以下 | 70,000円 |
| 600万円超 | 80,000円 |
注意しなければいけないのが、返済額のうちいくらが利息で、いくらが元金に充てられているか(借金を減らせているか)をきちんと把握するという事です。
30万円借りているのに7,000円しか返さなくて良いというのは、カードローンの中でもかなり低い方です。30万円を30日借りると、利息は約4,389円です。7,000円しか返済しない場合は、7,000円の内の半分以上が利息に充てられることになり、ほとんど元金を減らすことが出来ません。借金が非常に長期化する可能性があります。
ただし、この7,000円などの金額はあくまで「最低はこの金額を支払うこと」という最低返済額(ミニマムペイメント)なので、それ以上返済するようにして、出来るだけ早く返済するようにしましょう。毎月の引落金額は、ミニマムペイメント以上なら任意の金額を設定出来ます(メンバーズナビで設定します)。
オリックス銀行を見る
オリックス銀行カードローンのメリット・デメリット
オリックス銀行カードローンのメリットは、
- 提携ATM手数料が全て0円
- 来店不要
- オリックス銀行の口座開設不要
- 明細書の郵送がない(ネットサービスで確認)
逆にデメリットは、
- 金利が銀行にしては高め
- カードが郵送のみ
- 口座引き落とし出来ない金融機関が多め
- 専業主婦不可、学生不可、年金受給のみ不可
などが上げられます。
オリックス銀行を見る
まとめ
オリックス銀行カードローンは、金利が銀行にしては高めではあるものの、提携ATM手数料無料などのメリットがあります。口座引落の金額を増額してくれるのも、非常に返しやすいシステムです(カードローンで、口座引落金額を増額してくれる会社はあまり聞きません)。
また、保証会社もオリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の二社あり、申込者のステータスがオリックス・クレジット株式会社の基準に満たない場合は新生フィナンシャル株式会社の保証に切り替えて審査してもらえるなど、契約前でもメリットがあります。
ジャパンネット銀行を持っていれば24時間振込可能なのでさらに恩恵を受けられますが(条件は前述)、持っていなくても十分に魅力的なカードローンといえるでしょう。
オリックス銀行を見る