カードローンは、金利について理解していなければ、損をしてしまうかもしれません。
しかし、はじめてカードローンを利用する人は、金利の意味がよくわからないと思っている人も多いのではないでしょうか。
よくわからないままカードローンを利用してしまうと、返済総額が増えてしまったり返済期間が長引いてしまったりして、後悔してしまう人もいらっしゃいます。
金利の計算は難しそうに感じるかもしれませんが、理屈を知ってしまえば小学生でもカンタンにできるため、不安を感じる必要はありません。
それでは、次項よりカードローンの金利について詳しく解説していきましょう。
■カードローンの金利とは?
お金を借りた人は、借入金額以外に利息を支払わなければなりません。
したがって、カードローン利用者は、利息の決まり方を知っていることが大事です。
利息の決まり方は、計算式に金利を利用しますので、金利を知らなければ利息を知ることはできない、ということになります。
1.金利と利息の関係
利息の計算式に金利は必要不可欠ですが、カードローン利用者は金利が高いほうがいいのか低いほうがいいのか、悩むかもしれません。
消費者金融・銀行のカードローン会社の広告では、
- 上限金利14%
- 上限金利18%
などと金利を記載していますが、どちらがお得でしょうか。
金利は低ければ低いほど利息の支払い額が減るため、上記の例では「上限金利14%」のほうがカードローン利用者にとってお得になります。
2.カードローンの金利にはなぜ幅がある?
カードローンの金利は、一般的に下限金利~上限金利を設けています。
一例として、とあるカードローン会社は金利を「4.5%~18%」と明記していますが、どうしてわざわざ金利に幅を設ける必要があるのでしょうか。
これはカードローン利用者の延滞リスクを考慮して金利に差を設けています。
カードローン会社は金利が高ければ利益は増えますが、一方で優良顧客(滞納・破産しない確率が高い人)は少しでも金利の低い他社にいってしまうでしょう。
逆に、優良顧客以外(収入が不安定な人、過去に滞納歴などがある人)は、返済しないリスクを背負わなければいけないため、そのぶん高い金利をとる必要があります。
| 優良顧客 |
|
|---|---|
| 優良顧客以外 |
|
ただ、基本的に対象のカードローンをはじめて利用する人は、上限金利または上限金利ギリギリで契約を結ぶことが多く、低金利でお金を借りられるケースは滅多にありません。
■金利から利息を計算する方法
カードローンの利息計算式は、下記の計算式を利用すれば判明します。
利息=借入残高×金利÷365×借入日数
とてもカンタンな計算式のため、誰でもすぐに利息を知ることができるでしょう。
1.実際に計算してみよう
それでは、上記に紹介した計算式にあてはめて、以下の例を実際に計算してみます。
金利18%で30日間100万円を借りた場合
1,000,000(借入残高)×18(金利)÷365×30(借入日数)=14794円
金利18%で30日間100万円を借りた場合の計算の結果、利息は「14794円」です。
2.金利18%と金利14%で同じ金額を借りたときの差
この項目では、上記と同じ条件で金利のみが14%になったケースを計算してみましょう。
・1,000,000(借入残高)×14%(金利)÷365×30(借入日数)=11506円
金利18%の利息は14794円でしたが、金利14%の利息は11506円になりました。
これらの金利の差は、14794円-11506円=3288円
上記のとおり同じ期間で同じ金額を借入しても、金利18%と金利14%では、利息は「3288円」も違いました。
やはりカードローン利用者は少しでも金利の低い業者を選ぶことが大事、ということが理解できたのではないでしょうか。
3.無利息期間サービスを利用した時の差
大手消費者金融を筆頭にカードローン会社の中には、無利息期間サービスを提供しているところが増えてきました。
無利息期間中は利息が不要のため、カードローン利用者は大変メリットがあります。
ここでは、
- 「金利18%で30日間100万円を借りた場合」
- 「30日の無利息期間サービス中に100万円を借りた場合」
を比較してみましょう。
・1,000,000(借入残高)×18(金利)÷365×30(借入日数)=14794円
・無利息期間サービス中=利息0円
無利息期間サービスを提供しているカードローン会社は利息0円のため、通常金利18%のカードローン会社と比較してみたところ、14794円も差が開きました。
カードローン利用者は、なるべく無利息期間サービスを提供しているカードローン会社を検討するべきでしょう。
4.通常の返済と滞納した時の返済額の差
カードローンの返済は遅れるとさまざまなペナルティを課されますが、その中のひとつに遅延損害金があります。
たとえば、レンタルDVDなどの延滞料金と考えればわかりやすいでしょう。
また、遅延損害金は、カードローン会社によっては「延滞利息」や「遅延利息」と明記していますが、名称が異なるだけでどちらも内容は同じです。
遅延損害金は、利息制限法という法律の制限があり、最大20%までに定めています。
一部の噂では返済が遅れるときにカードローン会社に連絡をすれば遅延損害金は発生しないといわれていますが、これは完全にデマで遅延損害金はかならず支払う必要があります。
遅延損害金の計算方法は、下記を参考にしてください。
遅延損害金=
借入残高×遅延損害金利率(実質年率)÷365×延滞日数
上記の延滞日数は、延滞開始日から支払日までの日数で、毎月約束した返済日の翌日から、になります。
約束した返済日が2月19日として、支払った日が3月20日であれば、延滞開始日は2月20日から支払日3月20までの30日が延滞日数ということです。
それでは、以下の設定で遅延損害金はいくら多く支払うべきなのか紹介しましょう。
金利18%で30日間100万円を借りたが、30日返済が遅れ、遅延損害金が年利20%のカードローン会社だった場合
1,000,000(借入残高)×20%(遅延損害金年率)÷365×30(延滞日数)=16438円
支払日に遅れなかった場合の利息は14794円ですが、支払日に遅れて30日間の遅延損害金が発生した場合は16438円になります。
・16438円-14794円=1644円
上記のとおり1644円も多く支払わなければいけません。
また、返済に遅れてしまうと、遅延損害金以外にも信用情報にキズがついたり信用情報機関のブラックに載ったりしますので、遅れないように気をつけましょう。
5.各カードローン会社の返済シミュレーターの利用もおすすめ!
ここまで紹介してきた内容は30日間と短期間でしたが、長期借入予定または高額融資を希望している人は、長期の返済計画を立てることでしょう。
そこで、カードローン会社の公式サイトの返済期間シミュレーションを活用すれば、自動で計算してくれるため、とても役に立つはずです。
ここでは、以下のカードローン会社のシミュレーターを紹介しておきます。
- アコムの返済シミュレーション
https://www.acom.co.jp/return/simulation/ - プロミスの返済シミュレーション
http://cyber.promise.co.jp/Pcmain/BPB01Control
■そもそも金利はどうやって決まるの?
金利の決まり方は、カードローン会社のタイプ(消費者金融・銀行)で異なりますし、審査の結果によって決まります。
金利は、一般的に消費者金融よりも銀行のほうが低金利で提供しています。
また、審査の結果、借入限度額が高ければ高いほど低金利で借りやすくなりますが、これは審査申込者の信用度が高いことを示しています。
したがって、限度額が高い人は、収入が多く安定した職業だったり過去のクレジットヒストリーが良好だったりして、安心してお金を貸せる人、つまり信用度の高い人になります。
一方、信用度の低い人は貸し倒れリスクがあるため、限度額は低く金利は高くなりがちです。
1.銀行系か消費者金融系か
対象のカードローン会社ではじめて契約した直後は、基本的に最大金利が適用されることが大半になります。
したがって、上限金利の低い銀行のカードローンに魅力を感じますが、そもそも銀行の金利が低い傾向の理由を知っているでしょうか。
銀行のカードローンの金利が低い理由は、以下の2点を挙げることができます。
- 銀行カードローンの保証会社が消費者金融や信販会社のため
- 大手消費者金融は提携先の銀行から融資を受けているため
銀行カードローンの保証会社が消費者金融や信販会社のため
保証会社は、審査を行っている側面と、貸したお金が回収できなかった場合は債務者の代わりに銀行にお金を支払う側面を持っています。
したがって、銀行は最悪でも保証会社に貸したお金を請求できるため、低金利の傾向があります。
大手消費者金融は提携先の銀行から融資を受けているため
たとえば、大手消費者金融のアコムは三菱東京UFJ銀行、プロミスはSMBCグループと提携しているため、提携先の銀行から融資を受けています。
提携先の銀行から融資を受けた場合、手数料などのマージンを支払わなければいけないため、そのぶんカードローン利用者に金利を高くして提供しています。
以上に挙げたような理由で、銀行のカードローンは消費者金融より低金利で借りやすい傾向があります。
2.ただし、金利が高い方が審査難易度は低い
銀行のカードローンは金利が低くメリットはありますが、審査難易度は消費者金融に比べて高いです。
金利の低いところは優良顧客が多く集まり人気がありますので、信用情報の低い人や少しでも欠点のある人は審査を通さなくてもかまいません。
また、銀行は消費者金融のように貸金業法の総量規制の対象外のため、余計に数多くの人が審査を受ける傾向があります。
※貸金業法の総量規制とは、年収の1/3以上の融資を禁じた法律(対象:消費者金融や信販会社)
具体的に審査通過率で考えれば、大手消費者金融の審査通過率は50%前後ありますが、銀行の審査通過率は30%以下のところも珍しくありません。
3.申込者の属性を審査した結果
カードローン会社の審査の結果、申込者の延滞リスクが高ければ高金利が適用されますし、逆に延滞リスクが低ければ低金利が適用されやすい傾向があります。
ただし、新規契約者は該当のカードローン会社の信用実績は0のため、大半の場合は最大金利が適用されます。
4.設定される限度額によって適用金利が決まっている場合も
カードローン会社の設定している限度額によって、すでに適用金利が決まっていることがあります。
以下に、三井住友銀行カードローンの限度額に応じた適用金利を示した表を用意しましたので、参考にしてみてください。
| 利用限度額 | 適用金利 |
|---|---|
| 100万円以下 | 年12.0%~14.5% |
| 100万円超200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
| 200万円超300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
| 300万円超400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
| 400万円超500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
| 500万円超600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
| 600万円超700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
| 700万円超800万円以下 | 年4.0%~4.5% |
5.高い金利でも長期取り引きで下がる事も
カードローンの契約直後は高い金利を適用されることが基本ですが、長期的に取り引きを続け実績を積んでいくことで、金利が引き下げられることもあります。
実績を認められた場合は、増額申請許可の連絡がくることが多く、したがって増額申請のタイミングで金利が引き下がることもありえます。
■返済の負担を減らす方法
高い金利が適用されても、あきらめる必要はありません。
ほんの少し返済方法を工夫すれば、借入期間は短くでき、利息を大幅に節約することができます。
1.返済は早いほど返済総額が少なくなる
利息は日割り計算を用いているため、早く返済すれば返済するほど元金の減りが早くなります。
カードローンは、約定返済額(毎月の最低返済額)以上の金額を上乗せして返済する繰り上げ返済を利用できます。
繰り上げ返済を有効的に活用すれば、返済期間は短くなりますし、ひいては返済総額を減らすことができます。
ここでは、消費者金融アコムで10万円を金利18%で借りて最大返済回数46回の場合と、10回で返済するタイプと5ヶ月で返済するタイプを紹介しましょう。
- 10万円を金利18%で46回かけて返済した場合=返済総額150,105円
- 10万円を金利18%で10回かけて返済した場合=返済総額108,429円
上記のとおり返済金額が大幅に異なるため、積極的に繰り上げ返済を活用するべきです。
2.月々の負担が少ない方がいい場合は約定返済
カードローン会社の定めた約定返済は、月々の返済金額が少額ですむぶん負担は減ります。
上記のアコムの例では、46回払いでは毎月3025円ですみますが、10回払いでは10,843円になりますので、月々の負担額は大きく変わります。
ただし、上記でも説明したとおり返済期間は長くなりますし、支払利息額は多くなるため、その点は注意しましょう。
■金利だけでカードローンを選ぶのは危険!
ここまで徹底的に金利について紹介してきましたが、かならずしも金利の低いカードローンを選ぶことだけが大事ではありません。
カードローンは金利以外にも利便性・審査難易度・融資速度など多方面から考え、自身に最も応じたカードローンを探すことが大事です。
この項目では、状況別のおすすめキャッシング業者を紹介していきますので、ぜひカードローン選びの参考にしてみてください。
1.短期借入なら無利息期間サービスのある新生銀行カードローンレイク※
新生銀行レイク※の通常金利は消費者金融並みですが、2種類の無利息サービスを提供しているため、借入方法によっては金利の低いカードローンよりもお得です。
- はじめてレイク※を利用する方で30日の無利息期間
- はじめてレイク※を利用する方で5万円以下の借入にかぎり180日の無利息期間
上記の無利息サービスは、利用者が自由に選ぶことができますので、借入期間や借入金額に応じていずれかの無利息サービスを検討してみてはいかがでしょうか。
※新生銀行カードローン レイクは2018年4月より新規申し込みの受付を停止しております。(2018年3月31日時点の情報です。)
2.スピード融資を希望するなら三菱東京UFJ銀行バンクイック
消費者金融の審査スピードは即日審査に対応しているところが多いですが、金利が高い点にデメリットを感じる人も多いでしょう。
しかし、三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、最短即日審査・最短即日融資に対応していますし、上限金利は年14.6%で低く、銀行内設置のテレビ窓口を利用すれば平日15時以降や土日でも審査を受けることができます。
ただし、バンクイックは勤務先に在籍確認を行っているため、即日融資希望者で土日祝に会社が休みの人は他の即日融資カードローンを検討した方がよいでしょう。
3.審査通過のしやすさで選ぶならアコム
金利の低いキャッシング業者は魅力的ですが、審査に通過しなければ本末転倒です。
自身の属性に自信のない人は、審査通過率の高い消費者金融のアコムがおすすめです。
審査通過率は月によって異なりますが、アコムではだいたい審査通過率45%~49%程度になります。
おおよそ過半数の人が審査に通っているため、とにかくお金を借りたいと考えている人はアコムを検討するべきでしょう。
アコムは、最短即日融資に対応していますし、夜でも営業している自動契約機「むじんくん」が全国規模で設置しているため、急な出費にも対応しやすいキャッシング業者です。
■まとめ
今回の記事では、カードローンの金利について説明してきました。
なるべくカードローンは金利の低いキャッシング業者を選び、繰り上げ返済を有効的に活用して返済期間を短くし、返済総額を減らすことが大事でしょう。
ただし、金利の高いキャッシング業者でも無利息サービスを提供していれば、場合によっては金利の低いキャッシング業者よりもお得になるかもしれません。
また、キャッシングの利用は、かならずしも金利の低さのみに着目するべきではなく、自身に最も応じたキャッシング業者を選ぶことが大事でしょう。
それでは、この記事で紹介した内容を参考に、キャッシング業者を検討してみてください。