カードローン、特に消費者金融にあまり良くないイメージを抱いているという方がいます。
その多くはカードローンを利用した事が無い方です。
消費者金融はかつて「サラ金」と呼ばれていました。
「サラリーマン金融」の略で、サラリーマンが給料日前やお小遣いが残り少なくなった時などにちょっと借りるようなイメージですね。
お金を借りるという事に違いは無いのですが、教育ローンや住宅ローンなどの目的ローンと比較するとイメージが良くないです。
カードローンは専業主婦(※配偶者貸付制度を利用)やOL、フリーターなどサラリーマン以外の方も借入できますし、利用している方の目的は様々です。
なぜイメージが良くないのか
なぜカードローンに良くないイメージを持っている方が多いのか、その理由はこれまでの歴史にあります。
かつて消費者金融(当時はサラ金やキャッシングと呼ばれる事が多かったです)には限度額に関する決まりがなく、それぞれの会社が独自で決めていました。
支払能力以上の借り入れを行ってしまう人が増え、お金を借りすぎて返せなくなってしまい、ついには自殺してしまう人が続出したのです。
当時は法律で規制されていないかった執拗な取り立て等でストレスで追い詰められてしまう人が多かったのです。
2008年に全国クレジット・サラ金問題対策協議会・代表幹事の木村達也弁護士が
消費者金融の利用者数は1400万人と言われています。
そのうち、3カ月以上支払いが遅れ、返済できない状態になっている人は267万人。
そして、経済的な理由による自殺者は、年間3万人の自殺者のうち、その4分の1にあたる8000人を占めています。
NHKオンライン「自殺と向き合う」より引用
と言っていたように、借金を理由に自殺する人の割合が多く、社会現象にもなりました。
そこで、2010年に貸金業法が改正され、消費者金融では年収の3分の1までしか融資できない決まりができました。これが総量規制です。
また、貸付上限金利はそれまで年29.2%でしたが、借入金額に応じて年15~20%に引き下げられました。
金融庁のデータによると、個人の自己破産申立件数が最も多かった2003年は24万2357件となっています。
しかし2010年に総量規制が施行され、カードローンの利用者は無理の無い範囲でお金を借入する事で、返済で苦しくなるという人々が減り、2013年には8万626件に減りました。
今では自分の年収を超えるような高額な借入はできなくなりましたので、カードローンの返済で苦しむ方が少なくなりました。
また、女性向けのレディースローンや限度額が10万円のカードローンなども登場し、日々の生活を便利にするとういイメージがついてきました。
どんどんカードローンのイメージは良くなっています。
総量規制に関してはカードローンの総量規制と対象外となる借入方法をチェック!という記事で詳しく解説しています。
CMでイメージアップした
2015年に東洋経新報社が発表した調査結果では、大手消費者金融業者のアコムが2014年4月~2015年4月に使った広告費は115億円でした。
確かに街でカードローンの広告をよく目にしますし、テレビのCMでもカードローンのCMがよく流れます。
そして、CMに出演しているのはさわやかな俳優、美人女優、人気のお笑い芸人、さらに20代前半の若いアイドルまで、好感度の高い芸能人が多いです。
また、多くのカードローンのCMは「カードローンを借りましょう!」というような直接的な内容ではなく、バンドマンやラグビーがテーマで一見なんのCMか分からないものが多いです。
そのためカードローンに抵抗がある方でも嫌悪感を持つことなくCMを見続け、いつの間にか社名やサービス名が頭に入っていくのかもしれません。
ヤミ金とカードローンは全くの別物
ヤミ金融、いわゆる「ヤミ金」とカードローン会社、特に消費者金融会社を混同している方もいますが、全く違います!
簡単に言えば、法律を守っているかどうかが違いです。
ヤミ金は出資法という法律に違反して非常に高い金利で貸付をしたり、貸金業の登録をせずに営業したりしています。
なぜこのような違法な業者が存在するのかというと、多数のカードローン会社で借入をして、もうどこからも借りられなくなった人がヤミ金でお金を借りてしまうからです。
ヤミ金は電柱などやガードレールに広告の貼り紙を貼っていたり、ダイレクトメールを送っていたり、最近だとインターネットで検索する事もできます。
「即日融資」「ブラックリストでも借りられます」など、甘い宣伝文句が書かれていますが、ヤミ金で契約しお金を借りてしまうと非常に辛い思いをする可能性が高いです。
カードローンの何十倍もの金利
ヤミ金は金利がとても高く、よくトイチ、つまり10日で1割と言われています。
1日1%ですので、年利は365%になります。
利息制限法で定められている年利は15~20%ですのでどれだけ高いかがおわかりいただけるかと思います。
トイチならまだ良い方で、中にはヒサン、1日3割の利息を取るヤミ金も存在するようです。
10万円借入して、当日に返済しても13万円にふくれあがっているのですから恐ろしいです。
ヤミ金は返済の催促を電話で行いますが、実家や兄弟、配偶者や恋人の電話番号まで調べてかけてくるので、家族や周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
絶対にヤミ金からお金を借りないでください。
もちろんこのサイトでご紹介しているカードローン会社にヤミ金は含まれていませんので、安心してください。
おすすめのカードローンランキングも是非ご覧ください。
銀行カードローンと消費者金融カードローンは何が違う?
カードローンにはみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行などの銀行カードローンと、アイフルやアコムなどの消費者金融カードローンの二種類があります。
イメージはやはり銀行カードローンの方が良いという方が多いです。
しかし、どちらにもそれぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合った方を選びましょう。
ここで簡単に銀行カードローンと消費者金融カードローン、それぞれの特徴をまとめます。
銀行カードローン
- 消費者金融カードローンに比べて金利が安い
- 総量規制の対象外なので、収入が無い専業主婦も申し込める
- 審査を保証会社に委託している場合は時間がかかる事がある
消費者金融カードローン
- 無利息期間があるものが多い
- 金融機関と違い土日祝祭日でも審査ができるので早い
- 審査通過率が高い
銀行、消費者金融と二つに分けましたが、各カードローンによって特徴がありますので、比較しながら自分に合ったカードローンを見つけてくださいね。
また、銀行のカードローンとサラ金でお金を借りるのはどう違う?という記事でも銀行カードローンと消費者金融カードローンの違いについて詳しく解説していますので、こちらも参考になさってください。
銀行カードローンは総量規制の対象外
また、銀行カードローンは総量規制対象外ですので、実は年収の3分の1以上借入することが可能です。
しかし、実際にはそれほど高額な借入はめったに出来ません。
特に初めての申込の場合は100万円以上だと審査に通過しないことが多いようです。
各カードローンにはそれぞれ借入限度額があり、ほとんどが500万円、800万円、1000万円のどれかです。
しかし誰でも限度額いっぱい借りられるわけではなく、与信審査と呼ばれる審査をして、それぞれの申込者に限度額を設定します。
これを「与信枠」と言います。
当たり前ですが利用者に返済をしてもらえないと銀行側にとってマイナスですので、審査の上、申込者が返済できそうな与信枠を決めます。
ジャパンネット銀行の調査によると、カードローンを利用する方の57.7%が借入額は1万円以上10万円未満だと回答しています。
ですのでほとんどの方はカードローン会社が決めた与信枠の範囲内で希望額を借入する事ができると思いますが、中には数百万円融資してほしいという方もいます。
与信枠はどうやったら増えるのか
与信枠を増やすには少し時間がかかるかもしれません。
基本的には何度も借入し、その都度遅れることなくきっちり返済していくと信用が生まれ与信枠も増えるといわれています。
途上与信審査と呼ばれる審査があり、申込時の審査を通過して融資した後も、利用状況をチェックしているのです。
カードローン業者もいきなり新規の契約者に大金を融資するのはリスクですので、地道に信頼関係を培っていくのが大切なのでしょう。
まとめ
- 昔はカードローンの返済で苦しむ人が多かったが貸金業法の改正で減ってきた
- CMの効果でイメージが良くなってきている
- ヤミ金は絶対に利用しない
- 銀行カードローン、消費者金融カードローンどちらにもメリット・デメリットがある
- 与信枠を増やすにはきちんと返済日を守ること
世の中にはカードローンに良くないイメージを持っている人もいますが、カードローンは計画的に利用すれば私たちの生活を助けてくれる便利なものです。