「カードローンでお金が引き出せない!」
そのような体験談を多く目にします。
カードやATMの不具合、暗証番号間違い以外にも、滞納や限度額オーバーなどが原因として挙げられます。
この記事では、カードローンでお金が引き出せない原因別に、その対処法を解説するとともに、カードローンの審査に通過するコツも紹介しましょう。
■カードローンでお金が引き出せなくなるパターン
カードローンでお金が引き出せなくなる原因としては、以下の5つが考えられます。
- カード自体が故障(破損)している
- 利用した銀行ATMや提携ATMが故障している、またはATMの営業時間外の利用
- 暗証番号の間違い
- 融資金滞納などの返済トラブル
- 限度額や総量規制の利用枠オーバー
ここでは、それぞれの原因の背景と、復活方法について紹介します。
1. カード自体の故障は速やかにカードローン会社へ連絡
まずは、ローンカード自体の故障(破損)です。
ローンカードは、磁気ストライプに情報が書き込まれており、頻繁に利用したり、バッグの金具やスマートフォンなど磁気を帯びているものと接触したりすることで、磁気が弱くなってしまいます。
また、カード自体が変形してしまうとATMに入りませんので、出金できなくなってしまいます。
振込融資やネットバンキングへの入金など、他の借入方法は可能ですが、ATMを使った借入がメインの人は、磁器不良などのカード自体の破損に気付いたら速やかにキャッシング会社に電話連絡をしましょう。
ちなみに、大手消費者金融のアコムでは再発行手数料として324円がかかります。
2.営業時間外は他のATMを利用する
銀行ATMや提携ATMなどが故障している場合は、壊れていないATMを利用するのが賢明です。
そのまま利用していると、カードが出てこない、利用停止になるなどのリスクもあるからです。
銀行休業日であっても営業日であっても、ATMは稼働していることが多いですが、金融機関によってATMの営業時間が異なりますので、使用したいATMの営業時間を確認しましょう。
3. 暗証番号の間違いはカードローン会社に連絡
ローンカードを挿入して、ATMで暗証番号を入力する際に、3回間違えてしまうとロックがかかり、利用停止となってしまいます。
ロックがかかった場合の対応は、カードローン会社によって異なります。
電話や会員サイトからロックを解除できる場合もあれば、ローンカードの再発行が必要な場合もありますので、まずは電話をして指示を仰ぎましょう。
参考:カードローンにロックがかかってしまった時の対処法
4. 返済の遅延や限度額オーバーはすぐには問題解決できないことが多い
カードの故障、ATMの利用不可、暗証番号の間違いの3つについては、すぐに解決できますが、それ以外の3つはすぐに問題解決できるわけではありません。
例えば、三井住友銀行カードローンでは、ATMを利用した1日の引出限度額を「最高300万円」(振込融資も含む)と定めており、仮に500万円の借入れ限度額があっても300万円以上は借入できません。
返済の遅延や限度額オーバーについては、すぐに解決できないことが多いので、次項より詳しく説明します。
■返済の遅延が発生している場合には信用を取り戻すことで利用可能に
延滞といっても、2~3日程度の遅延ついてはさほど問題にはなりません。
ただし、1か月以上の遅延となると、「このままでは債権回収できないのでは」カードローン会社が危機感を持ち始め、利用停止する場合があります。
1. カードローンを利用可能にするには返済期日を守って取り引きを続けるしかない
返済遅延などが原因でカードローンが利用停止になった場合は、信用を回復させるほかありません。
信用を回復するには、借入残高によって決まる最低返済額だけでも約定返済日に返済し続けることです(例えば10万円借りている場合は月々4,000円などの最低返済額が決められています)。
ある程度の期間、返済し続けなくてはいけないので、復活までには時間がかかることも覚悟してください。
この際、つい返済日を忘れがちな人は、返済方法を口座振替にしましょう。
可能な登録口座を持っていれば、約定返済日に自動で銀行口座から引き落とされますので、返済忘れがありません。
2. 返済が滞ったまま放置し続けると信用事故に繋がる危険性も
延滞状態を放置しておくと、通常の利率の利息の他に、遅延損害金を支払わなければなりません。
最悪の場合、個人信用情報に信用事故として登録される場合もあります。
個人信用情報とは、個人の借入状況や返済状況を記録した情報で、個人信用情報機関によって管理されます。
延滞や債務整理、強制解約や代位弁済などがあると、貸金業者は事故情報として信用情報に登録します。
これを信用事故と呼び、登録されてしまうと他のローンはもちろん、クレジットカードの審査も通過できません。
●他社で信用事故を起こした場合には別のカードローンでも利用停止になる可能性あり
日本には3社の信用情報機関があり、カードローン会社は登録している信用情報機関の情報しか見ることができません。
「自分の事故情報が登録されていない、信用情報機関に登録している貸金業者に申し込めばOK」と思うかもしれませんが、そうはいきません。
事故情報は信用情報機関の垣根を超えて共有されますので、他社でも信用事故の情報を把握できます。
途上与信(契約中でも審査を行うこと)を実施している貸金業者は、信用情報機関の情報を見ていきなり利用停止にする可能性もあるのです。
■限度額や総量規制が原因で引き出せない場合の対処法
限度額や総量規制が原因で引き出せない場合もあります。
ここでは、原因別に対処法を紹介します。
1. 限度額いっぱいまで利用している場合は返済すると借り入れ可能に
まず、利用限度額いっぱいまで引き出ししている場合は、そのままでは1円も借入できません。
合計の利用残高から借入額を返済すると、返済した元金分だけ利用可能額が復活します。
2. 限度額いっぱいまで利用している場合は限度枠の増額も
利用限度額いっぱいまで引き出してはいるが返済もままならない、そんな場合は限度額の増額申請をしてみるのもいいでしょう。
ただし、増額申請をすると審査を受けなければならず、利用実績によっては審査落ちするリスクもあります。
また、総量規制よって、そのタイミングで利用停止となる可能性もあります。
総量規制とは貸金業法で定められている規則で、「借入の合計額が年収の3分の1を超えてはいけない」というものです。
参考:カードローンの総量規制と対象外となる借入方法をチェック!
3. 総量規制が原因で利用停止になった場合にもまずは返済を考える
総量規制は、1社の借入金額ではなく、総量規制の対象となっている貸金業者からの借入合計額が3分の1を超えてはいけない規則です。
そのため、複数の消費者金融会社で借入をしている人は、それか1社でも返済すれば枠に余裕ができて、取引可能となります。
例えば、年収300万円の人が、A社(30万借入)、B社(50万円借入)、C社(20万円借入)に対して借入をしているとします。
総量規制を適用すると、年収の三分の一である100万円が総量規制の上限なので、このままでは借入できません。
しかし、C社を完済すれば20万円の余裕が生まれますので、C社だけでなく、限度額に余裕があればA社やB社からも借り入れが可能です。
4. 総量規制の対象外である銀行カードローンへの申し込みという方法も
総量規制に引っかかっていてこれ以上借りられない方は、貸金業者ではなく、総量規制の対象外である銀行カードローンから借りてもいいでしょう。
収入のない専業主婦も申込可能なところが多い銀行カードローンですが、消費者金融よりは審査が厳しいです。
加えて、最近では金融庁による監視も厳しくなり、審査の厳しさは増しています。
消費者金融と同様に、50万円以上の申し込みに対して、収入証明書を求める銀行カードローンも増えてきました。
それを踏まえた上で、それでも借りたいという方は銀行カードローンも選択肢に入れましょう。
■その他個人情報の変化で利用停止になる場合も
限度額や総量規制の問題は、個人情報の変化でいきなり引っかかる場合も出てきます。
例えば、これまで年収600万円の人が転職をして、年収300万円になったとしましょう。
転職前に限度額200万円の消費者金融業者のカードを作りましたが、転職後は限度額が年収の3分の1を超えてしまうため、利用停止になることがあります。
このように、勤務先や年収の変化は、利用停止の可能性を膨らませるのです。
1. 年収の減額や転職はカードローン側に必ず申告を
「減った年収を申告して利用額が減るなら、申告しない方がいいのでは」と思うかもしれませんが、申告しましょう。
黙っていて後々ばれると、「虚偽の申告をした」と判断されて、利用停止どころか強制解約の可能性も生まれ、信用事故につながる大問題となるからです。
住所や電話番号だけでなく、勤務先も変わったらすぐにカードローン会社に伝えるようにしましょう。
■最初からカードローンを利用できない人はどんな人?審査落ちの理由は?
ここまでは、カードローン契約後に利用停止になるケースを紹介しましたが、ここからは契約できずカードローンが利用できないケースを紹介します。
業者によって審査基準や審査難易度は異なりますが、新規申込をしても審査に通過できず、新規借入できない人もいます。
ここでは、そんな人たちの特徴をまとめました。
1. 収入が安定していない・勤務年数が短い
まずは、収入が安定しない、勤続年数が短い人です。
まず、申告情報をもとに審査が行われますが、月や年によって収入にばらつきがある人、勤続年数が短い人は、返済能力がないとして審査落ちしてしまいます。
収入の合計額は少なくてもいいので、毎月の収入を一定にするように心がけ、最低でも同じ勤務先に半年勤めてから申し込むといいでしょう。
2. 個人信用情報に信用事故の記録が付いている
申告情報の審査に通過すると、次は信用情報による審査です。
ここで、借入の利用状況をチェックするのですが、信用事故の記録があると、まず審査落ちします。
信用事故は、2~3か月以上の延滞、債務整理、代位弁済(保証会社が借金を肩代わりすること)、強制解約で記録が付きます。
信用事故の種類によって、5~10年程度記録が残り続けますので、記録が自然消滅するまで待つのも手です。
借金返済が迫っているなら、カードローンを諦めて債務整理に切り替えるのもいいでしょう。
3. 短期間で複数のカードローンに申し込みをした
申込者が短期間に複数のカードローンに申込をする、いわゆる「申し込みブラック」も、審査落ちの可能性が高まります。
多重申し込みは、審査担当者に「お金に困っている」という印象を与えるからです。
目安としては、1か月に3件以上申し込むと、申し込みブラックになると言われています。
信用情報に記載されている申込情報は、半年経てば消えますので、前の申込から半年間は待つ、あるいは何社も申し込まず1社に絞るといいでしょう。
4. 電話での在籍確認が取れなかった
信用情報の審査を通過すると、最後に行われるのが在籍確認です。
在籍確認とは、申告のあった勤務先に本当に勤めているのかを確認する審査で、審査担当者が勤務先(自営業者の場合は自宅)に電話をかけるのが一般的です。
本人の携帯電話などには、在籍確認の電話はかけません。
本人が電話に出る必要は必ずしもなく、会社の同僚が電話に出て申込者の在籍を証明すればOKです。
この電話で確認が取れないと、審査を通過できません。
在籍確認がとれないケースには、以下のようなものがあります。
- 誰も電話に出ない
- 電話に出た人が「そんな人はいません」と言う
- 申込者が不在で、申込者がいつ戻るかを電話に出た人がはっきり説明できない
在籍確認を通過するには、在籍確認の電話があることを会社の同僚に伝えておくのが効果的です。
電話による確認連絡がないほうがよい人は、モビットの「WEB完結」もいいでしょう。
■まとめ
不具合や間違いによってカードローンが利用できない場合は、比較的すぐに解決できます。
しかし、延滞や限度額オーバーの場合、解決は容易ではありません。
記事を振り返ってみると、一見すると最も手間も時間もかかりそうな「確実に返済する」ということが、実は最も確実で近道な解決法であることが分かります。
計画的に利用するのはもちろん、返済も計画的に行なうことで、限度額も増やせて金利もやすくなるというより良いカードローン生活が送れる可能性もあるのです。