カードローンを派遣社員が利用する時に注意することって!?

金融機関(金融会社・金融業者)の評価では、派遣社員は、アルバイト・パートタイマーに比べればマシですが、正社員・公務員に比べれば劣っているとされます。

派遣社員に対する世間の印象は、「スキルはある程度持っているものの、不安定な雇用形態」といったものが多いでしょう。

 

派遣社員の方は、「カードローンの審査通るのだろうか」と疑問を抱いているかもしれません。

この記事では、「派遣社員の方がカードローンの審査に通るのか」から、「カードローンを利用するうえで注意するポイント」まで、派遣社員に関する様々なことを徹底解説していきます。

■派遣社員でもカードローンは借りられる

現代日本では、非正規雇用者の数は年々増加傾向にあり、派遣社員はめずらしいものではありません。

カードローン会社でも、派遣社員の申し込み、利用はもちろん可能です。

1. 主要カードローン会社の申込条件一覧

大手消費者金融会社と銀行系カードローンの申込条件まとめたものが以下です。

カードローン会社名 申込条件
アコム 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方
アイフル 満20歳以上の定期的な収入と返済能力の有る方で、アイフル基準を満たす方
プロミス 年齢20~69歳のご本人に安定した収入のある方
三菱東京UFJ銀行「バンクイック」 満20歳以上65歳未満、安定した収入がある方
楽天スーパーローン 20才から62才まで、安定した定期収入のある方

●カードローン会社は雇用形態を問わないところがほとんど

上記の表のとおり、カードローン会社では申込者の雇用形態・雇用契約は問いません。

 

もちろん正規雇用者と非正規雇用者では、返済能力の差から審査通過率や融資額は異なりますが、「申し込み資格がないため、申込みすらできない」ということはありません。

●ただし、収入が安定していない派遣社員は審査通過が難しい

派遣社員の方でも雇用期間(勤務年数)が短かったり、非常に少額の給与だったりした場合、収入が安定しているとはいえず、審査通過は難しくなります。

 

勤続年数は半年〜1年以上、月に5万円〜10万円以上もらっていれば、申し込むことはできるでしょう。

2. 派遣社員はいくら借りられる?

「派遣社員の最大限度額は○円」というような雇用形態による上限はありません。

派遣社員の方でも人それぞれ収入は違うため、それぞれの収入に応じて、返すことができるであろう金額を考えて、限度額を決定するのです。

 

ただし、収入の3分の1以上の貸付を原則禁止する総量規制という決まり事が、カードローン会社にはあります。

この総量規制は、貸金業法で定められており、大手消費者金融・中小消費者金融・信販会社(クレジットカード会社)が守らなければならない決まりです。

 

一方、銀行系カードローンは貸金業法の制限を受けないため(銀行は銀行法を守れば良い)、年収の1/3以上の融資をすることは法律上禁止されていません。

ちなみに銀行系カードローンは収入を得ていない専業主婦に貸付することもできます(法律上の制限がないだけで、実際に貸すかどうかは銀行が決める)。

 

したがって、派遣社員の方で、借入希望額をできるだけ高くしたい場合は、銀行系カードローンを選ぶべきでしょう。

ただ、総量規制がある、ない関係なく、カードローン会社側は貸し倒れを防ぐ意味で、初回の融資は少額から、というところがほとんどです。

 

借りたり返したりを繰り返し、利用実績、返済実績を積んだ方は、増枠が可能な場合もありますので、まずは少額で申し込んで、しばらくたってから増額審査を受けるのがよいでしょう。

■申し込みや審査など派遣社員の気になる審査手続き

カードローン会社の審査申し込み~融資を受けるまで、派遣社員の方は正社員やアルバイトの方とは違った注意点があります。

 

異なる注意点を理解していなければ、審査手続きでつまずく場合もあるので、確認しておきましょう。

1. 申し込み時に申告する勤務先は派遣先それとも派遣元?

審査申し込み時に申告する勤務先は、基本は派遣元を申告すれば問題ありません。

 

カードローンの審査では、一般的に在籍確認をカードローン会社から職場への電話連絡で行っています。

派遣先の場合、在籍確認の電話連絡があったとして、電話を取り次ぎしてくれない可能性があるのです。

派遣先になっている会社によっては在籍確認の際に、

  • 当社の社員ではない
  • 派遣社員の名前は覚えていない(管理把握していない)

などとカードローン会社に伝えてしまい、電話確認がとれないこともあり得るのです。

 

なんらかの事情があって、申し込みの際に派遣元を書くことができない場合は派遣先を申告してももちろんかまいません。

ただし、派遣先に在籍確認の連絡がある可能性がある、ということを伝えておく方が良いでしょう。

 

ちなみに、カードローン会社は、在籍確認ができれば問題ありませんので、不安な場合は、カードローン申し込み後に確認してみましょう。

2. 在籍確認の電話がかかってくるのは派遣先それとも派遣元?

在籍確認の電話連絡は、審査申し込みで申告した会社名にカードローン会社担当者の個人名でかかってきます。

上記項目で解説したとおり、なるべく派遣元の会社名を入力し、派遣元に在籍確認を行ってもらいましょう。

 

また、派遣先・派遣元両方を申告する金融機関もあり、派遣先にも電話確認される可能性もあります。

3. 書類での在籍確認は社会保険証があった方が有利

最近のカードローン会社では、在籍確認を電話ではなく、書類提出で認めるところも増えてきました。

 

電話ではない在籍確認では、社員証や保険証の提出を求められることが多いです。

 

保険証には、国民健康保険証と社会保険証がありますが、会社勤めしているという証明にもなる社会保険証のほうが在籍確認に対応してもらいやすいでしょう。

■派遣社員がスムーズに手続きを行なうためのポイント

派遣社員の方がスムーズに手続きを行うポイントは、主に以下の点です。

  • 毎月安定した金額を稼ぐ
  • 在籍確認の電話は事前に準備しておく

それでは、上記内容について解説していきます。

1. 毎月安定した金額を稼ぐ

派遣社員の方でも毎月安定した収入を得ていれば、審査に通過しやすくなります。

 

逆に、収入が不安定な派遣社員の方は(例えば歩合制などで毎月の給与の増減が大きい場合など)、審査に落ちる可能性が高くなると考えておきましょう。

 

金額の大きい小さいではなく、安定しているというのが重要です。

2. 在籍確認の電話は事前に準備しておく

申し込み時に書いたのが派遣元であれば基本的に問題ありません。

ただし、申し込み時に書いたのが派遣先である場合、在籍確認は派遣先に行われますので、派遣先企業の電話をとる可能性のある人に、「クレジットカードの在籍確認がある」などといって、電話がある旨を事前に伝えておきましょう。

 

●在籍確認の名乗り方一覧

以下に、在籍確認時の名乗り方(在籍確認するカードローン会社の人が自分の事をなんと名乗るか)を記した表を用意しましたので、参考にしてください。

 

カードローン会社 名乗り方
アコム 個人名
アイフル 個人名
プロミス 個人名
SMBCモビット 個人名
三菱東京UFJ銀行「バンクイック」 銀行名
みずほ銀行カードローン 個人名

カードローン会社側は、できるだけ借金をしようとしているというのがわからないのに気を遣ってくれます。

 

ただし、銀行カードローンは銀行名を名乗る場合が多いようです。

銀行名も名乗られたくない場合は、事前に個人名でかけるようにお願いしましょう。

3. 信用情報を磨いておく

カードローンの審査基準では、個人信用情報機関(CIC・JICC・全銀協)に登録されている信用情報が重要です。

 

個人信用情報機関に加盟している業者(カードローン会社)は、

  • 会社情報(勤続期間の推測)
  • 他社借入件数(申し込み情報・契約日など)
  • 異動情報(滞納譲歩など)
  • 金融事故情報(契約解除されたことがあるかなど)

などを確認できます。

※一部情報で年金滞納者が個人信用情報機関に記録される噂がありますが、そのようなことはありません。

 

債権者であるカードローン会社は、個人信用情報機関の様々な情報をもとに、本人確認書類や収入証明書類と照らし合わせ、申込書の申込内容確認を行います。

もちろん虚偽情報、金融事故情報があれば、審査に落ちる確率が高くなってしまいます。

 

一方、毎月の約定返済額に遅れることなくきちんと返済していれば、信用情報は良い状態となり、審査に通りやすくなります。

4. 多重申し込みをしない

カードローン会社は、色々比較しているうちに、低金利の業者がよく思えたり無利息期間サービス提供業者が魅力的に思えたりして、短期間に多重申し込みをしてしまいがちです。

 

しかし、短期間に多重申し込みをしている人は、申し込みブラックと呼ばれ、カードローンの審査に落ちる可能性を高めてしまいます。

貸付する側は短期間に複数の申し込みがあるのを個人信用情報機関への照会で把握しており、

  • 複数のキャッシング業者から借り入れして返済できるのだろうか
  • 借りるだけ借りて踏み倒す予定を立てているのではないだろうか
  • お金に困っているのではないか

などと思われ、審査に落ちてしまうのです。

 

一度どこかのカードローンに申し込んだ場合、半年間は他のカードローンに申し込まないようにしましょう。

5. 申込内容は正直に記入する

申し込み時に、審査に受かりたい一心で、高収入にしたり、勤務先を大企業にしたり、勤続年数を長く申告したりして、虚偽の申込をしてしまうことがあります。

 

しかし、カードローン会社は長年の経験があり、申し込み記録や、利用記録などを個人信用情報機関で情報共有できるので、ウソは簡単にバレてしまいます。

正直に申告すれば審査に通っていたかもしれないのに、嘘の申告内容があったことで審査落ちはもちろん、その後のカードローン申し込み自体できなくなる可能性があります。

 

カードローン申し込み時には必ず正しい情報を入力するようにしましょう。

■まとめ

以上に解説してきたように、派遣社員の方でもカードローンの審査に通ることは不可能ではありません。

毎月安定した収入を得ていれば、審査通過の可能性は充分あります。

 

また、在籍確認をスムーズにとれるように事前準備し、審査申込内容に誤りや虚偽の情報がないことをよく確認してすこしでも審査通過する可能性をあげましょう。