カードローンと当座貸越の違いはなに?メリット・デメリットを徹底解説

「カードローンを利用したいけど、利息が高い。」

お金を借りたいのに利息の高さから、カードローンの利用を躊躇しているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、カードローンを利用する前に検討して欲しいのが、当座貸越という方法です。

当座貸越を利用すれば、審査なし・低金利で銀行からお金を借りることができますよ。

今回は当座貸越とはどのような借り入れ方法や、借り入れの条件やメリット・デメリットについて詳しく説明していきます。

■カードローン以外で銀行からお金を借りられる当座貸越

目的別ローン以外で、銀行から融資額まで何度も借り入れできるのはカードローンか当座貸越という方法です。

ここでは、当座貸越とはどのようなものなのかを具体的に見ていきましょう。

1. 当座貸越とは?

当座貸越とは、簡単にいってしまうと総合口座を含む普通預金の残高や定期預金に入っている金額を担保として、お金を借りるという方法です。

無担保で借りられるカードローンとは違い、担保がある分貸し倒れのリスクが低くなるため低金利で借り入れをすることが可能です。

●具体的な当座貸越の利用例

たとえば普通預金に100万円、定期預金に400万円ある方が、150万円必要な場合、普通預金口座の金額のみでは足りないので当座貸越を利用すると定期預金を担保に、50万円の貸し越しサービスが受けられます。

ただし、銀行や定期預金の金額によってどれくらい借り入れできるのかは変化します。

●定期預金がない人は利用できないサービス

このように便利なサービスである当座貸越ですが、銀行に定期預金など担保になる財産がなければ利用することはできません。

たとえば、三井住友銀行で当座貸越を利用したい場合には、以下のいずれかを担保にする必要があります。

  • 定期預金
  • 積立型預金
  • 国債などの公共債

2. 大手銀行の当座貸越早見一覧表

それでは実際に、大手銀行の当座貸越早見表を見ていきましょう。

銀行名 貸越限度額 適用金利
三井住友銀行 最高400万円まで(条件あり) 担保となる定期預金の約定利率に0.50%を上乗せした利率。
新生銀行 最高500万円まで(条件あり) 年1.88%
※貸越し限度額を超えた分は14%
三菱東京UFJ銀行 最高200万円まで(条件あり) ・定期預金金利率+0.500%
・国債などの公共債は年3.225%
みずほ銀行 最高335万円まで(条件あり) 担保によって異なる

■当座貸越をカードローンと比較した時のメリット・デメリットは

当座貸越の特徴や実際の銀行の当座貸越の条件がわかったところで、当座貸越とカードローンを比較した時のメリット・デメリットを見ていきましょう。

1. (メリット)カードローンのような厳密な審査がない

当座貸越は無担保のカードローンとは違う、有担保の貸し付けサービスです。

そのため、無担保で融資を行うカードローンのような厳密な審査は行わないことが多くなっています。

総合口座の定期預金に積立金がある、または国債を持っているなどが条件になりますので、条件さえクリアすれば利用可能なところがほとんどで審査がありません。

2. (メリット)カードローンに比べて金利が低い

大手消費者金融の上限金利は17.8%〜18%程度に設定されていて、利息の高さが目立ちます。

しかし当座貸越の場合、定期預金金利率プラス0.5%程度で借り入れできるところが多いので、金利1%未満で借り入れできるところも存在します。

そのため、カードローンを利用するよりも圧倒的に利息を節約することが可能です。

3. (デメリット)定期預金や国債がないと利用できない

当座貸越は担保があるからこそ、低金利で利用できる貸し付けサービスです。

そのため定期預金や国債などの担保となるものが銀行になければ、利用することはできません。

また担保となるものが少なければ少ないほど、借り入れできる金額も低くなっていきます。

一方のカードローンは無担保型のローンサービスですので、利用する銀行に担保となるものがなくても審査に通過すれば融資を受けることが可能です。

4. (デメリット)手続きに時間がかかる場合も

最短即日融資可能などと宣伝しているものもあるように、申し込みから融資までのスピードを売りにしているカードローンも存在します。

しかし当座貸越の場合には手続きに時間がかかることもあり、申し込みから即日対応してくれない場合もあります。

どうしても申し込み当日中にお金を借りたいということであれば、スピード融資を売りにしているカードローンへの申し込みの方が融資までの時間が短い可能性が高いでしょう。

■当座貸越に似ている証書貸付とは?

銀行の貸し付けサービスの中には、当座貸越に似たサービスで証書貸し付けというものがあります。

証書貸付とは名前の通り、利用者が銀行に対して借用書を書いて契約を結び、その契約に基づいた融資が受けられるようになるシステムのことです。

自動車ローンや住宅ローンなどが、この証書貸付という方法で貸し付けを行なっています。

1. 証書貸付とカードローンの違いは

証書貸付とカードローンの大きな違いは、一度で全額を借り入れるか限度額の枠内で何度でも借り入れが可能であるかという部分があります。

証書貸付の場合には一度で融資額の全額を借り入れ、あとは借り入れした分を返済するのみです。

しかし当座貸越やカードローンの場合、限度枠内であれば何度でも借り入れが可能なので、急にお金が必要な場合にも対応できます。

2. 1つのローン商品で当座貸越か証書貸付を選べることも

銀行のサービスによっては、1つのローン商品の中で当座貸越タイプと証書貸付タイプを選択することができるものもあります。

たとえば、りそな銀行の「りそな教育ローン」では通常の証書貸付に加えて当座貸越タイプを選択できるようにもなっています。

証書貸付タイプの場合には、一度で全額を借り入れる必要がありますが、当座貸越タイプを選択すれば限度枠内で何度でも借り入れすることが可能です。

3. 何度も利用したい人はカードローンや当座貸越がおすすめ!

このように、カードローンや当座貸越は利用限度額までなら何度でも借り入れることができるため、一度契約をしておけば、急にお金が必要になった場合でもすぐに借り入れすることができます。

そのため何度も借り入れする予定のある方であれば、カードローンや当座貸越はおすすめの借り入れ方法です。

■まとめ

今回は、銀行の当座貸越について詳しく説明してみました。

すぐにお金を借りたいと思った時に一番最初に思い浮かぶものがカードローンですが、条件さえ整っていれば当座貸越を利用するのもおすすめです。

自分の希望する借り入れスタイルや現在の状況などを考慮して、最適な借り入れ方法を選択してみてくださいね。