おまとめローンで絶対に失敗しないための返済方法

複数社から借りてしまって月々の負担が大きいという方の為の商品として一社のカードローンだけにまとめる「おまとめローン」というものがあるのをご存じでしょうか。審査はありますが、まとめることができれば、月々の負担を減らしたり、管理しやすくして返済計画を立てやすくするという事も可能です。

例えばA社に30万、B社に30万、C社に40万円ずつの合計100万円を借りており、それぞれ金利は18%と少し高めで、月々の返済もA社1万、B社2万、C社2万で、合計5万円で非常に大変な方がいたとします。年収300万円だったので総量規制内の借入ではあるもの手取りは毎月20万円ほどなので、そこから毎月5万円も出て行くという状況です。その時に利用できるのはおまとめローンというもので、毎月3社に支払っていた支払を1社にまとめる事で、金利も安くする事ができ、毎月5万円返さなくてもまとめる先によっては1万円~3万円に減額することも可能です。

非常に負担を減らせる方法ではあるのですが、おまとめローンの使い方を誤ってしまうと、逆に支払総額が増えてしまうなど、返済計画をもっとしっかりとしたものにする必要があります。ではどのようにまとめるべきか、どこのおまとめローンを使うべきか、どのように返済計画を立てていくべきか考えてみましょう。

おまとめローンの基本的な事

複数社のローン借入をまとめる事が出来る

おまとめローン図銀行や、消費者金融のカードローン契約がいつの間にか複数社になってしまっていて、毎月の返済を各社に行っているためにお金の管理が大変で、支払う金額も多い、という場合に、それらの借入の総額を他の一つの金融機関で借りて一括返済を行い、新たに借り入れたところで毎月返済していくというのがおまとめローンです。ただ金利が安くなるところで借り直す「借り換えローン」と似たような借り方となります。

おまとめローンは、複数社から借り入れている人を自社で借りさせたいと思った金融機関の商品の一つで、銀行、消費者金融といろいろな金融機関が他社のおまとめを可能なローンを用意しています。

ただし、金融機関によっては、「おまとめローン」の為の商品を用意している訳ではなく「限度額が大きいからおまとめにも最適」というような言い回しをしているところもあります。自分が使っている金融機関はおまとめローンをしているかな、と疑問に思う場合でも、ほとんどの金融機関は無担保貸し付けであるカードローンは用意しているので、それをおまとめローンとして使う事は可能です(しかし金利はフリーローンよりもカードローンの方が高めです)。

総量規制の例外となり3分の1以上借入可能

年収300万円の場合は合計100万円までなら借りられる

おまとめローンは総量規制対象外なので100万円以上でも大丈夫!

総量規制というのは今はもう多くの人が知っている貸金業方法の決まりの一つです。消費者を多重債務や自己破産などから保護する目的で作られたもので、「年収の3分の1を越える借入を禁止する」というものです(詳しくはこちらから)。

総量規制には例外がいくつかあり、その一つに「顧客に一方的有利となる借換え」というものがあります。おまとめローンは、借入を一つの会社にまとめることができ、金利を下げることが可能なため(カードローンは借入限度額が高ければ金利が低いのが一般的)、この顧客に一方的有利な借り換えと言えるので例外となるのです。もちろん、一方的有利とは言え、おまとめローンを提供した金融機関側にも「自分のところに金利を払ってくれる」というメリットはあります。

つまり、年収300万円の人が複数社併せて100万円の借入をすでにしてしまっているとしても、新たに借り入れる事が可能なのです。

ちなみに銀行は総量規制を定めている貸金業法で定められた金融機関ではなく、銀行法によって成り立つ機関なので総量規制は関係ありません(これを総量規制の対象外と言います)。

銀行からの借入を消費者金融でまとめる事が出来ない場合も

借り入れた先を一本にしたいということで、銀行や消費者金融のカードローンを、審査が通りやすい消費者金融のおまとめローンでまとめようとしてもできない場合があります。なぜなら、基本的に銀行の方が消費者金融より金利が安いので、上記の「顧客に一方的有利となる借り換え」に該当しないからです。

同規則第10条の23第1項第1号の2に基づき借換えする場合は、以下の条件を満たす契約となります。
①借換えの対象となる債務は、貸金業者(みなし貸金業者含む)からの借入債務に限ります。
(銀行、クレジットカードのショッピング等は対象外。)

こちらはアイフルのおまとめローンであるおまとめMAXという金融商品の注意事項です。こちらにも記載されているとおり、銀行からの借り入れ債務(お金を借りいている事)は消費者金融にまとめる事が出来ません。銀行でいくらで借り入れているか、どこでおまとめローンを行うかによっても違う可能性もありますので、消費者金融でおまとめローンをしたい場合は、その金融機関に確認しましょう。

2社~4社を1社にできるぐらいが限界数

おまとめローンは多いとできないおまとめローンという商品は、複数のカードローンなどの借入を一つにまとめるという特性のものではあるものの、金融機関がこちらの都合に全て合わせてくれるわけではありません。6社、7社と借り入れている人が一つにまとめたい、という場合は、年収が相当多く、信用情報が非常に良い状況でないと難しいです。

基本的には2~4社を一つにまとめるぐらいのものだと考え、上限は5社と考えておいてください。それ以上は審査を通過する可能性が非常に低くなります。金額が大きくなければ、例えば5社のうち、4社が各5万円ずつしか借りていない場合、消費者金融などの審査に通りやすいところから20万円を借入契約して、4社の返済と解約を行えば、5社だったものが2社になり、おまとめローンも受けやすくなります(すでにかなりまとめられていますが、消費者金融は審査に通りやすい反面、金利が高いので最終的には借り換えた方が良い)。

もしそれ以上多い数を利用していておまとめローンを使いたい、という場合は、いくつかチャレンジで申し込んでみるのは良いのですが(もしくは上記のような方法ができるならまずは数社減らすことから始める)、おそらく審査は通らないでしょう。その場合、弁護士などに頼んで債務整理などを行った方が結果として早く借金を返せるようになると思います。

債務整理とは自己破産等を含めた制度の事で、弁護士などの力を借りて、貸金業者と金利、返済計画などを相談して借金完済を目指すもので、利用すると信用情報機関に登録され、最大で10年ほど新たな借入ができなくなります。借入ができなくなるなどということがないように、おまとめローンをできる段階でしっかりと借金を返済しましょう。

全ての金融機関がおまとめローンがあるわけではない

おまとめローンだと申告するべきおまとめローンというのは一部の金融機関が言っているだけで、全ての金融機関がおまとめローンとしての商品を用意しているわけではありません。その場合、おまとめローンとは書いていなくてもそれに似ている商品を申し込む必要があります。

希望している金融機関におまとめローンという商品がなさそう、という場合でも、通常のカードローンやフリーローンに申し込めば、複数のカードローンをまとめる事は実質可能です(カードローンであればほぼ全ての金融機関が取り扱っているでしょう)。

銀行であれば貸金業法は関係ないので総量規制は対象外なのですが、消費者金融におまとめローンをお願いしたい場合、「すでにいくつか借りているので総量規制により審査できない(契約不可)」ということもあり得ます。その時は「おまとめローンをしたい、借り換えローンをしたい」と使い道(使途)を申告する必要があります。その使い道が「顧客に有利」な借入であれば、消費者金融も総量規制の例外としてお金を貸すことができるので、審査も可能です。おまとめローンという商品があれば、金融機関側は使途がわかるので、申告する必要はないでしょう。

おまとめローンという名前でも金融機関によって異なる商品の場合も

おまとめローンは金融機関によって金融商品としての性質が違う可能性があります。例えば、おまとめローンと言っている場合でも、実態がカードローンと変わらない場合もありますし、フリーローンである場合もあります。フリーローンは使用用途自由という点ではカードローンと同じですが、初回に借り入れたお金を返済していくだけの契約です。お金を返していって枠があいたとしても新たに借り入れる事は出来ません。その分、金利が安いので返済をしやすいローンと言えます。

つまり、おまとめローンといっていても実際は、

  • おまとめOKだがただのカードローンである場合
  • フリーローンという返済専用の金融商品におまとめローンという名前をつけている場合

の二通りがあるのです。自分が借り入れたい金融機関のおまとめローンがどっちなのか、そして自身の希望が新たに借り入れるのか、返済専用なのかを考えておきましょう。

おまとめローンのメリット

金利を安くして負担を減らす

借りたお金は借りている日数に金利がかかっており、返すときはその金利も支払う必要があります。この金利というのは、ほとんどの金融機関で借入可能枠(限度額、極度額)に応じて変わります。限度額が低ければ低いほど、金利は高くなり、限度額が高ければ金利は低くなります。金利は各金融機関で違いますが、この限度額と金利の関係はどの金融機関でも当てはまります。

なぜかというと、貸金業者でも、銀行でも、利息制限法という法律によって、上限の金利が決まっているからです。

利息制限法で定められた上限金利
元金 金利
10万円未満 年20%まで
10~100万円未満 年18%まで
100万円以上 年15%まで

ここでおまとめローンの一番のメリットである「金利を安くする」という事が可能となります(借り入れている金額によります)。

例えば、今現在A社から30万、B社から30万、C社から40万を借り入れている場合、合計借入金額は100万円です。それぞれの金融機関での借入は10万~100万円なので金利は18%かかっているとします。

しかし、ここでD社のおまとめローンを利用する事で、1社で100万円とすることができました。1社の上限金利は100万円以上の借入の場合、年15%までと決まっているので、どのような金融機関だっとしても年率15%以下となり、金利が安くなる事は間違いありません。相手が消費者金融だったとしても、ほとんどの場合、金利を下げることが可能です(消費者金融のイメージが悪い方が多いですが、法律などはしっかりと遵守する優良な会社がほとんどです)。

ただし、全て合わせても100万円を越えない場合などは、金利が安くならない場合もありますので、今現在の借入状況を把握することが大切です。おまとめ前と後の金利が同じ場合は、申し込みの手間がかかる割にあまりメリットがないと考えて良いでしょう。

多重債務を減らし、お金の管理をしやすくする

約定決済

カードローンで借入を行った場合、ほとんどの金融機関は、毎月口座から返済の為の引き落としを行います。これを約定決済と言います。引き落としがない場合でも、毎月決められた日にちに振り込むなどは必要で、はっきり言って管理が大変です。

例えば、A社のカードローンの引き落とし用口座はゆうちょ銀行なのに、B社はUFJ系列のカードだから三菱東京UFJ銀行の口座に用意しなければならない、という状況も考えられます。しかも、引き落としの前日までにUFJ銀行の口座に用意しておかなければならないし、近くにUFJ銀行はない。そのうち引き落とし日が来てしまって、カードローン会社から「引き落としができなかった様だが」と言われて、「忙しくてUFJ銀行に行けなかった」といいわけしても、向こうは聞き入れてくれません。粛々と延滞の情報を信用情報機関に送ります。そうならない様に複数のカードローンを全て管理しなくてはならないのです。

そういったことが一つのカードローン会社にまとめられることで無くなります。引き落とし口座も引き落とし日も一つになるので、返し忘れ等はほとんど無くなるでしょう。

また返済計画も一個のカードローンで絞って考えることができるので、総じてお金の管理がしやすいと言えます。

おまとめローンのデメリットと注意点

金利と返済期間を気をつけないと大損する

おまとめローンで返済計画をおまとめローンをした人の中にはおまとめローンをする前よりも返済金額が多くなってしまい、結果として大損をしてしまっている方が非常に多いです。おまとめローンを契約する上で最も気をつけたいことは、「おまとめローンをしたとしても借金は一円も減っておらず、無くなってもない」ということです。絶対にこのことを忘れないでください。

おまとめローンをすると月々の返済が楽になると思う方が多いのですが、それは全く違います。確かに借金を減らす良いチャンスにはなるのですが、おまとめローンを契約したら終わりではなくて、借金は返してこそ終わりなのだということをしっかりと認識しておきましょう。

おまとめローンは債務整理一歩手前の非常に危うい状況です。債務整理になると場合によってはそこから10年以上何もローンを組めない、非常に不利な状況に陥ってしまいます。おまとめローンで必ず返済してしまいましょう。

月々の返済金額を減らすと、支払総額が「大幅に」増えて大損する

おまとめローンの魅力的なところは、月々の支払金額を減らすことができると言うことです。しかしそれに甘えて月々の支払金額を最低まで落としてしまうと、返済総額がとんでもなく高くなってしまうかもしれません。次の例をご覧ください。

例:借入状況がA社70万円(金利18%)、B社80万円(金利18%)、C社50万円(金利18%)、合計200万円、毎月の支払金額80,000円の人がおまとめローンの契約をして、D社と200万円(年率15%)を10年で返す契約を行い、毎月の支払金額が33,000円となった。

おまとめローン前 おまとめローン後
金利 18.0% 15.0%
借入金額 200万円
(3社合計)
200万円
月々の
支払金額
80,000円 33,000円
支払回数 32回
(2年8ヶ月)
114回
(9年6ヶ月)
支払総額 2,525,440円 3,764,387円
利息 525,440円 1,764,387円
差額  – 1,238,947円

月々の支払を80,000円から33,000円にした場合、毎月の支払の大半が200万円を借りた事による利息の支払となってしまいます。具体的に言えば、一日あたりの利息が約822円で、一ヶ月にすると利息だけで24,657円となるので、33,000円のうち、24,657円が利息返済に充てられ、200万円のローン残高は8,000円ほどしか減らすことができません。これではいつまで経っても借金は減らず、結局返済に10年近くかかってしまうのです。

こうならないためにも、月々の返済計画をしっかりと立てる様にしましょう。具体的には支払シミュレーションなどを行い、毎月の支払を払えるぎりぎりの上限まで持っていくのです。シミュレーションの例を以下に書いていきます。

おまとめ後の月々の支払シミュレーション1
毎月の支払 33,000円 50,000円 60,000円
支払回数 114回
(9年6ヶ月)
56回
(4年と8ヶ月)
43回
(3年と7ヶ月)
支払総額 3,764,387円 2,789,882円 2,603,320円
利息 1,764,387円 789,882円 603,320円
まとめ前との
差額
+1,238,947円 +264,442円 +77,880円
  • 毎月33,000円支払い
    毎月の支払金額が非常に減るので、心的に非常に楽ですが、支払総額が400万近くになり、支払期間は10年近く、利息はまとめるまえの3倍支払うことになります。120万円あれば、もっと他の事に使えます。ただし、月々の支払をできるだけ抑えて、毎月余った金額でどんどん借金を減らしていくなら有効な方法です。しかしそれを実践するには非常に精神力がいります(毎月なんだかんだで別の事に使ってしまうため)。
  • 毎月50,000円支払い
    毎月の支払金額をそこそこ抑えたまとめ方です。このぐらいであれば、支払総額はそこまで高くはなりませんし、月々の支払金額を減らしたくておまとめローンをしたのであれば、負担は少ない方かと思います。まとめる前との差額も26万円なので、常識的範囲と言えると思います。200万円をまとめ、返していきたいのであれば、月々50,000円が最低ラインでしょう。またお金が余ったときは積極的に支払うことでさらに支払総額を減らすことができます。
  • 毎月60,000円支払い
    おまとめを行う前よりも支払総額は高くなってしまいますが、月々の支払がこれまでよりも20,000円安くなるので、心の負担を抑えながら、残高をしっかり減らしていくというのは良いと思います。毎月20,000円が自由に使えると考えると、まとめたかいがあったと言えるでしょう。支払総額もそこまで高くなっていません。
おまとめ後の月々の支払シミュレーション2
毎月の支払 70,000円 80,000円 100,000円
支払回数 36回
(3年)
30回
(2年と6ヶ月)
23回
(1年と11ヶ月)
支払総額 2,489,696円 2,412,995円 2,315,811円
利息 489,696円 412,995円 315,811円
まとめ前との
差額
-35,744円 -112,445円 -209,629円
  • 毎月70,000円支払い
    毎月60,000円支払いの場合とほとんど同じですが、こちらの方は月10,000円減るだけなので、心的にはそこまで楽にはならない様に思います。ただし、総額は安くなり、まとめる前よりも35,000円ほど安く済ませることが可能です。月々の支払を10,000円安くした上に、総額まで安くなるので、おまとめローンをすることの恩恵を受けることが出来ているといえます。
  • 毎月80,000円支払い
    毎月の支払金額を変えない場合は、支払総額が11万円安くなり、借金返済も2ヶ月も早まります。80,000円支払うのが苦でなければ、支払金額はキープしても良いでしょう。18%から15%になった事の恩恵を最も受けられる支払方法と思われます。
  • 毎月100,000円支払い
    おまとめローンをきっかけに借金返済をできるだけ早くしたいという場合は、10万円ずつ支払うことをオススメします。なんと借金が途方もないと感じられた200万円の借金を2年もかからずに返済することが可能です。しかも支払総額はまとめなかった場合よりも21万円近く安くなります。借金は全額返済出来、21万円も得できる方法です。もし切り詰めるだけ切り詰めて毎月10万円を捻出できるのであれば、毎月10万円でも良いでしょう。

おまとめローンでまとめた後は、借金返済に専念する必要があり、また借り入れるというような事は無い様にする必要があります。そうでもしないといつまでたっても借金地獄から抜け出すことができないからです。

まとめる前の支払総額との差額

こちらのグラフは上と同様のケース(年利15%の200万円)で、40,000円、50,000円、60,000円、70,000円、80,000円、90,000円ずつで返したときの支払総額を、まとめる前の支払総額(2,525,440円)と比べたものです。40,000円ずつしか返さないと総額でまとめる前に比べて63万円も余計に返さなくてはならないという事なので、18%から15%に金利が安くなっても、月々の支払金額をあまり減らすことができないというのがおわかりいただけると思います。ではまとめた後の月々の支払金額はいくらぐらいの支払が良いのかを考えてみましょう。

借金を減らすためには、毎月の利息支払以外にいくら支払う事が出来るかで決まります(支払った金額はまずは利息に充てられるようになっている為)。そこで、まずは利息の計算をするのがポイントでしょう。200万円で金利が15%の場合は以下の様に計算します。

借入金額 × 年率金利 ÷ 365(うるう年なら366) = 一日あたりの利息
2016年、2020年がうるう年です

今回の例で言えば、2000000 × 0.15 ÷ 365(366) = 821.9 つまり、一日あたり822円ほどがかかるということです。それで一月に直すと24,660円となるということです。つまり、毎月そこに追加していくら払っていくかで最終的な支払総額が変わってくるのです。300万円なら36,986円、400万円なら49,315円を大きく越える金額を毎月支払わなければ残高は減りません。

そこで上のグラフに戻ってみると、毎月40,000円だとまとめる前に比べて総額が高くなります。50,000円でも総額はまだ高いです。グラフ右端の毎月90,000円の支払総額を見てみると、80,000円の時と比べてそこまで支払総額は変わりません。毎月の負担が10,000円増えるのに総額がそこまで変わらないのであれば、無理して90,000円を支払う必要はなさそうです(一刻も早く借金を返したい場合を除く)。ということで現実的な毎月の支払金額は60,000円~80,000円の間と言えそうです。

このように、様々な支払金額でシミュレーションを行いどれくらいの金額で返せば支払総額がいくらぐらいになるのか、というのをあらかじめ考えながら毎月の支払金額を設定しましょう。これはおまとめローンの審査に通ってからでも良いでしょう。

審査は通常の借入より通りにくい

審査は通常の借入よりも厳しくなるのかという質問をよくいただきますが、もちろん「審査は厳しくなる」というのが答えです。これは銀行、金融機関とあまり代わりありません。以下をご覧ください。

Q.おまとめ・借り換えの場合、通常よりも審査が厳しくなりますか?
A.審査基準・審査内容についての詳細はご案内することができませんが、資金使途は自由のカードローンとなっておりますので、お申込目的による審査結果の違いはございません。

こちらは楽天銀行のおまとめローンの「よくある質問」のところから引用させていただきました。「お申し込み目的による審査結果の違い」はないとしています。これはこの通りで、おまとめローンだから、借り換えローンだから、ただの借入だからということで審査が緩くなったり、厳しくなったりすることはありません。

しかし、おまとめローンの場合、複数社のカードローンを一つにまとめるので、限度額が通常の借入よりも高くなる傾向があります。この限度額が高くなる事で、審査は厳しくなってしまう可能性があります。むしろほとんどの場合に厳しくなります。50万円の審査と200万円の審査は内容は同じですが、審査通過までのハードルが違い、限度額が高い方が審査は厳しいと考えるとわかりやすいでしょう。

全額借り換えできない場合がある

審査に通りにくいという事と併せて、おまとめローンで、まとめたい金額の全額が融資されない可能性があると言うことも考えておきましょう。例えば、120万円の複数社のカードローンをまとめたいと考えた場合に、信用情報や年収などから80万円しか借入られないということも考えられます。その場合は、80万円借入の金利を考えて、返済金額のシミュレーションを行いましょう。80万円の借入では金利が高く、100万円はないとおまとめローンの意味が無い、という場合などは、しっかり断ることも大事です。

ただ、全額融資されない場合でも、借入を行っている金融機関の数を減らせるのであれば、おまとめローンを契約しても良いと思います。信用情報的には、たくさんの金融機関から借入しているよりも、より少ない数の金融機関から借り入れている方が良いと見なされる場合が多いです。

おまとめローン詐欺がある

複数社からの借入をまとめたいという必死の状況の人を平気でだますおまとめローン詐欺(一本化詐欺)があります。手口をいくつか紹介しますので、自身の状況に照らし合わせ、詐欺などにかからない様にしておきましょう。

おまとめローンの具体的な手口

レターパック

レターパックで現金送れと言われたら全て詐欺です

おまとめローンをしませんかという貸金業者からのメール。連絡をしてみると、「うちでまとめれば金利が安くなりますが、融資をするための実績作りのため、消費者金融で○○万円借り入れてください」と言われる。その後、「現金を確認したいのでレターパック(エクスパック)を使って送ってくれ」と言われ、送るも、「実績が足りないのでもう何社か借り入れて送ってくれ」と言われる。何社か借りて送った後、貸金業者との連絡が取れなくなる。消費者金融からの借入だけが残る。

このような典型的な手口でも、必死にお金を返そうという状況であれば、誰でもだまされる可能性はあります。おまとめ詐欺の誘いはメールで送られることもあれば、「申し込んだ貸金業者が詐欺グループだった」ということも考えられます。大手金融機関のおまとめローンに落ちた場合に、少しでも審査の緩い中小の貸金業者に依頼してだまされるケースもあります。送る名目は「融資の実績作り」や「保証金」「手付金」「入会金」など様々なので、おまとめローンに関しては、大手の金融機関を使う方が間違いが無いでしょう。

ちなみにレターパックで現金を送ってしまうと、振り込みなどと違って手がかりがないため、だまし取られたお金はほぼ100%返ってきません。

おまとめローンでおすすめ金融機関まとめ

おまとめローンを用意している金融機関や、カードローンでもおまとめに向いている金融機関など、オススメのおまとめ先をまとめました。各金融機関の金利の範囲を視覚的に表したグラフがこちらです。

上限金利と下限金利まとめ

できるだけ上限金利が低いものを選ぶのが基本ですが、借入金額によっては金利が下がる可能性はあります。

楽天銀行

実質年率 4.9%~14.5%
使用使途 自由(事業性資金以外)
限度額 10万円~500万円
返済金額 3,000円~
返済方式 残高スライド元利定額リボルビング方式
融資方法 カードローンなので、ATM等から借入

じぶん銀行

実質年率 2.4%~17.4%(年率)
auユーザー借り換え 1.7%~12.5%(年率)
使用使途 自由(事業性資金以外)
限度額 最高800万円
返済金額 1,000円~
返済方式 残高スライド元利定額リボルビング方式
融資方法 カードローンなので、ATM等から借入

アコム(貸金業法に基づく借換え専用ローン)

実質年率 7.7%~18.0%
使用使途 貸金業者からの借換え
限度額 1万円~300万円
返済金額 貸付金額の1.0%以上
返済方式 元利均等返済方式
融資の方法 アコムが他社へ直接振り込み

プロミス(貸金業法に基づく おまとめローン)

実質年率 6.3%~17.8%
使用使途 他の貸金業者からの借入金返済に限る
限度額 300万円まで
返済金額 最長10年で返す期間を相談し決定
返済方式 元利均等返済方式
融資の方法 プロミスが他社へ直接振り込み

アイフル(おまとめMAX)

実質年率 12.0%~15.0%
使用使途 当社及び他社借入金の借換え
限度額 1万円~500万円
返済金額 最長10年で返す期間を相談し決定
返済方式 元利均等返済方式

オリックスクレジット

実質年率 3.0%~14.5%
使用使途 貸金業者、銀行やクレジットカードのショッピングも可能な場合もあり
限度額 100万円~800万円
返済金額 最長8年で返す期間を相談し決定
返済方式 元利込定額返済
元利均等返済

イオン銀行(ネットフリーローン)

実質年率 4.8%~13.5%
使用使途 自由(事業性資金以外)
限度額 30万円~700万円
返済金額 10,000円~
返済方式 元利均等返済
融資方法 顧客のイオン銀行口座に入金

ソニー銀行

実質年率 2.5%~13.8%
使用使途 自由(事業性資金以外)
限度額 10万円~800万円
返済金額 2,000円~
返済方式 残高スライド元利定額リボルビング方式
融資方法 カードローンなので、ATM等から借入