カードローンはボーナス払いができる?お得な返済方法は?

手軽に融資が受けられるとして人気のカードローンは、クレジットカードのボーナス払いのような返済方法がありません。

しかし、随時返済や一括返済を利用すれば、ボーナス払いと同様の利息低減効果を得られます。

 

一見万能に思える随時返済や一括返済も、

  • 口座振替返済は利用できない
  • 別に約定返済をしなければならない

など、注意点があります。

 

今回は、カードローンのお得な返済方法について解説します。

■ボーナス払いとは?

ボーナス払いとは、主にクレジットカードに見られる返済方法です。

会社のボーナスは年2回支給されるのが一般的ですが、その時期に合わせてクレジットカード利用金額の引落日が設定されます。

 

主なクレジットカード業者別のボーナス払いは、以下のように設定されています。

カード会社 利用期間 引き落とし日
三菱UFJニコスカード 12月16日~6月15日(夏)

7月16日~11月15日(冬)

8月10日(夏)

翌年1月10日(冬)

三井住友VISAカード 12月16日~6月15日(夏)

7月16日~11月15日(冬)

8月10日(夏)

翌年1月10日(冬)

JCBカード 12月16日~6月15日(夏)

7月16日~11月15日(冬)

8月10日(夏)

翌年1月10日(冬)

返済までの猶予を最長で9か月程度設定可能で、その間の金利手数料は一切かかりません。

 

ただし、夏と冬の「ボーナス2回払い」を利用する際には、利息が発生します。

1. カードローンには、「ボーナス払い」という返済方法はない

長期間にわたって、金利手数料を猶予してくれる便利なボーナス払いですが、カードローン業者にはボーナス払いという返済方法はありません。

信販会社発行のクレジットカード会社のキャッシングであっても、ボーナス払いを利用することはできません。

 

つまり、長期間返済を猶予すれば、それに見合った利息を支払う必要があるのです。

特に、一部カード会社で採用している「アドオン返済」(もともと借りたお金を基準として最後まで利息が発生する)では、利息負担が大きくなります。

■カードローンも支払い方法を工夫することができる

クレジットカードとは異なり、カードローンには利息節約に効果的なボーナス払いは存在しません。

しかし、カードローンには主に3通りの返済方法があり、これらの方法を使い分けることでカードローンでも利息を節約できるのです。

 

ここでは、カードローンの3通りの返済方法、そしてお得な返済方法を紹介します。

1. カードローン3つの支払い方法とは?

カードローンの商品概要書を見てみると、

  • 元金定額リボルビング方式
  • 元利定額リボルビング方式
  • 残高スライドリボルビング方式

といった「返済方式」が記載されています。

 

それと並んで、約定返済、随時返済、一括返済といった「返済方法」も記載されているのです。

以下で、それぞれの返済方法について詳しく説明します。

●約定返済とは?

約定返済とは、返済期日までに一定額を返済する返済方法で、最も一般的なものです。

 

毎月決められた日に返済する「月々返済」、35日ごとなど一定周期で返済する「サイクル返済」があります。

 

約定返済をする方法としては、

  • 銀行ATM返済
  • ネット返済
  • 金融機関口座への振込入金

などがあります。

 

約定返済の最小返済額は、審査によって決める最大限度額や実際の借入金額残高によって決まるケースが多いです。

利用限度額が多いほど、借入残高が多いほど、最小返済額が多くなります。

●随時返済とは?

随時返済とは、約定返済とは別に自分の任意で追加返済をする返済方法ですが、カードローン業者によっては利用できない場合があります。

 

随時返済の支払額や支払日は特に決まっておらず、任意返済ですので義務でもありません。

随時返済をする方法は、銀行ATM返済や銀行振込が一般的で、口座振替では随時返済できません。

電話などで事前連絡する必要もないため、ボーナス月にまとめて随時返済することも可能です。

●一括返済とは?

一括返済とは、借入残高の全額返済をする返済方法です。

 

当初から契約変更をして全額返済するため、キャッシング業者によっては手数料を徴収する場合もあります。

 

一括返済をする方法としては、ATM返済や銀行振込などがありますが、業者によってはATM利用手数料が後ほど請求されるため、その時点では完済とならない場合もあります。

2. 約定返済+随時返済を利用すればお得に返済できる!

3通りの返済方法を紹介しましたが、約定返済と任意返済を併用すれば、十分お得に返済できます。

 

ただし、この方法は、クレジットカードのようにボーナス月にまとめて引き落としにはなりません。

約定返済の返済金は、元金分だけでなく利息分にも充てられますが、随時返済の返済金は元金分のみに充てられます。

 

元金が減ればそれに伴い利息も減りますので、返済負担も減るというメリットがあるのです。

3. 余裕があるのなら一括返済がお得!

返済資金に余裕があって、借金の返済総額を一気に減らしたいのであれば、当然の話ですが、一括返済がよりお得です。

 

あらかじめ決めた一括返済日時点で一括返済をすれば、借入残高が一気にゼロになります。

●一括返済の手順

ここでは、実際の一括返済の手順について、大手消費者金融のアコム返済を例に紹介しましょう。

①一括返済日を決める

まずは、一括返済をする日を決めます。

一括返済日に特に決まりはありませんが、土日祝日など金融機関休業日を一括返済日に決めると、返済が翌営業日に回されてしまい、追加の利息が発生する可能性がありますので、注意しましょう。

②返済総額を確認する

一括返済日を決めたら、利息を含めた返済総額を確認します。

自分で計算してもいいのですが、計算間違いを防ぐためにも、アコムのコールセンターへ電話するかアコム店舗に来店して、「一括返済したいのですが」と言うと、一括返済予定日時点での返済総額を教えてくれます。

③返済方法を選んで返済する

アコムでは、

  • インターネット
  • アコムATM
  • 提携ATM
  • 店頭窓口
  • 銀行振込
  • 口座振替

といった返済方法が用意されていますが、口座振替以外でしたら一括返済が可能です。

 

ただし、アコムATM、提携ATMの一部では、硬貨が投入できないため借入残高の端数が残ってしまいます。

1,000円未満の端数は「無利息残高」扱いで利息が発生しませんが、完済扱いにはなりませんので、インターネット、店頭窓口、銀行振込での返済がおすすめです。

 

また、一括返済予定日に返済を忘れた場合、利息が増えますので返済総額も増えます。

この場合は、返済総額を再度確認した上で、再度一括返済をしましょう。

■ボーナス払いの代わりだけど…随時返済と一括返済の注意点

随時返済や一括返済を使えば、クレジットカードのボーナス払いと同様に利用できます。

ただし、随時返済や一括返済ならではの注意点がありますので、以下で紹介します。

1. 随時返済をしても約定返済日には必ず返済する

まず、随時返済をしても約定返済分の最低返済金額は返済する必要がある、ということです。

より元金を減らしたいからと、約定返済を怠って随時返済ばかりしていると、遅延損害金が発生して結局損をしてしまいます。

それが数か月続くと、信用情報機関(お金の借入情報を管理している機関)に悪い情報が登録されてしまい、今後の借入に悪影響を及ぼします。

2. 家計の負担にならない程度に返済を行なう

返済資金もないのに、随時返済を行なうのもNGです。

 

随時返済をしても約定返済日には必ず返済しなければならないため、返済可能額を超えてしまい、家計への負担が増します。

 

そうなると金欠になり、カードローンで新たに借り入れをすることになるので、随時返済の利息軽減効果も意味がありません。

 

3. 随時返済は早めに行なうとお得

随時返済は早めに行なうと、よりお得です。

利息は日割り計算されますので、随時返済日が早いほど利息額も少なくなります。

 

しかし、タイミングによっては随時返済とみなされず約定返済とみなされる場合もありますので、注意が必要です。

 

例えば、アコムでは約定返済日より15日以上前に返済した金額が、随時返済とみなされます。

約定返済日直前に返済した分は、最低返済額までは「約定返済扱い」となり、それを超えた分のみが「随時返済扱い」となります。

4. 一括返済は予定日に返済すること

一括予定をする場合、予定日に返済しましょう。

予定日以降に一括返済を行なっても、当初より利息が増えているため、完済扱いになりません。

 

返済予定日を変更したいのであれば、カードローン業者に連絡をして、新たな返済総額を確認する必要があります。

■クレカのボーナス払いとカードローンの随時返済や一括返済の違いは?

似たようなクレカのボーナス払いとカードローンの随時返済・一括返済ですが、実は違いがあります。

ここでは、両者の違いを紹介します。

1. ボーナス払いはボーナス時期のみだが随時返済はいつでもOK

まずは、返済可能時期の違いです。

クレカのボーナス払いはボーナス時期のみの返済で、自分で選ぶことができません。

 

一方のカードローンの随時返済・一括返済は、自分の好きな時期に返済が可能です。

2. クレジットカードの一括払いは利息なし。カードローンは無利息期間サービスあり

クレカの1回払いやボーナス一括払いには利息が発生しません。

 

一方のカードローンの随時返済・一括返済は、無利息期間サービス期間中の返済であれば無利息で利用できます。

 

ただし、アイフルでは「新規契約者に限り契約翌日より30日間無利息」などの条件があります。

3. ボーナス一括は利息なしだが、カードローン一括返済は利息がかかる可能性あり

クレカのボーナス一括払いは金利が発生せず、ボーナス2回払いでも金利が発生しないカード会社もあります。

 

一方のカードローンの随時返済・一括返済では、無利息期間を過ぎると高金利の利息が付きます。

 

主なカードローン業者ごとの金利は、利用限度額に応じて以下のようになっています。

カードローン会社名 金利(実質年率)
アコム 3.0~18%
プロミス 4.5~17.8%
アイフル 4.5~18%
三菱東京UFJ銀行
「バンクイック」
1.8~14.6%
三井住友銀行 4.0~14.5%
楽天銀行 1.9~14.5%

以上のように、かなりの高金利です。

■まとめ

カードローンは、工夫次第で利息を減らすことができる柔軟な商品です。

特に一括返済や随時返済を利用すると、利用しない人と比べて利息を大幅に減らせます。

 

しかし、あくまでも基本は約定返済であり、返済計画も立てずに一括返済や随時返済を利用しても、意味がありません。

 

返済回数試算シミュレーションをするなどして、しっかりと返済計画を立てた上で利用しましょう。