カードローンの利用にとって、暗証番号やパスワードは重要です。
暗証番号を忘れても返済はできますが、お金を借りることができません。
だからといって、むやみやたらに暗証番号を試すと、カードにロックがかかってしまい、暗証番号の再設定やカード再発行の必要が出てきます。
また、他人に暗証番号やパスワードがばれてしまうと、勝手にお金を借りられてしまう可能性もあります。
この記事では、暗証番号を忘れたときの解決方法や、他人に暗証番号がばれてしまって不正利用された際の手続きについて紹介します。
■暗証番号は3回間違えるとロックがかかる
銀行の店頭窓口で、預金通帳を使い預金を引き出す際には、口座開設した銀行コードや取引店コードなどの必要事項を書類に記入の上で、届け印なども必要となります。
一方、銀行ATMでキャッシュカードを使い預金を引き出す際には、キャッシュカードと暗証番号さえあればOKです。
しかし、暗証番号を3回間違えてしまうと、不正利用の可能性があるとATMサービスセンターで認識して、キャッシュカードを利用できないようにロックします。
消費者金融のローンカードも同様に、3回間違えるとロックがかかってしまうのです。
1. 3回間違えるとセキュリティーシステムが作動
基本的に、ローンカードの暗証番号を3回間違えてしまうと、本人以外の人が所持しており、不正利用の可能性があると認識されます。
そのため、不正利用を防ぐためにロックがかかるのです。
2. ロック後も返済は可能
暗証番号を間違えてロックがかかってしまっても、返済は可能です。
テレホンバンキングやモバイルバンキング、銀行ATMや提携ATMを、借入で利用する際には、暗証番号やパスワードの入力をしなければなりません。
しかし、銀行ATMや提携ATMの方法で返済をする際には、ローンカードを挿入して返済金を投入するだけで返済ができます。
指定の返済用振込口座に銀行振込で返済をする際にも、暗証番号やパスワードの入力は求められません。
ただし、銀行ATMでは1回の振込上限金額が定められているため、多額の返済を希望する場合は、銀行本支店窓口へ行き、振込返済をするといいでしょう。
また、インターネットバンキングやモバイルバンキングでは、会員サービスを利用する際にログインパスワードの入力が求められます。
■カードローンの暗証番号セキュリティロックの解決方法は?
ロックがかかっても返済はできるということでひとまず安心ですが、ローンカードを使って借入ができないのは、かなり不便です。
では、暗証番号の間違いによってローンカードの暗証番号にロックがかかってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、代表的なカードローン会社の手続方法や操作方法を紹介しましょう。
1. アコムの場合
アコムの場合、3回連続で暗証番号を間違えると、ロックがかかってしまいます。
手順は以下の通りです。
①カード・本人確認書類を準備する
ロックを解除するためには、ローンカードと本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)が必要となりますので、まずは準備しましょう。
②自動契約機か店舗に行く
インターネットやスマートフォンアプリの会員サービス、フリーコールやフリーダイヤルでは、暗証番号のロック解除ができません。
自動契約機(むじんくん)かアコム店舗を訪れましょう。
自動契約機は9時~21時、店舗は平日9時半~18時が営業時間です。
2. アイフルの場合
アイフルの場合、ロック解除ではなくカードの再発行手続きが必要となります。
カード再発行には324円の手数料がかかります。
①アイフルに電話
アイフルのローンカードの暗証番号がロックされた場合、まずはアイフルの専用ダイヤルに電話をしましょう。
そこでカードが利用できない理由を聞かれます。
ICチップの搭載されていないアイフルのローンカードは、カードの破損や磁気テープが不良になると利用できません。
また、借入れ限度額の超過、当然ながら有効期限切れのカードでも利用できません。
通常の会員専用ダイヤルは平日9時~18時ですが、紛失・盗難専用ダイヤルは24時間365日対応です。
②再発行手続きをする
再発行手続きは、郵送、店頭窓口、契約ルームの手続き方法が選べます。
郵送の場合は、本人確認書類のコピーを送付して手続きをします。
店頭や契約ルームでの手続きも、本人確認書類が必要です。
契約ルームは8時~22時、店頭窓口は平日10時~18時の営業時間です。
3. プロミスの場合
プロミスでも、3回連続で暗証番号を間違えると、ロックがかかります。
基本的な手続き方法はアコムと同じで、厳密に言うと暗証番号の再設定を行ないます。
電話やメールでの手続きはできず、店頭窓口か自動契約機のみです。
来店の際は、本人確認書類を忘れないようにしましょう。
ちなみに、店舗窓口の営業時間は10:00~18:00(※店舗により営業時間、休日が異なる)、自動契約機は9:00~21:00(契約機により営業時間が異なる)です。
4.SMBCモビットの場合
SMBCモビットでは、1日で5回以上暗証番号を間違えると、暗証番号がロックされてしまいます。
暗証番号を忘れてしまった際は、カードの再発行がおすすめですが、利用規約では原則として再発行を認めていません。
ただし、盗難や紛失など、SMBCモビット側が再発行を認める場合もあります。
再発行手続きが認められても、手数料がかかります。
①コールセンターに電話
まずは、フリーコールのコールセンターに電話しましょう。
受付時間は、9時~18時です。
ここで事情をしっかりと説明すれば、再発行手続きができる可能性があります。
②再発行手続きをする
再発行は、電話、自動契約機で利用可能で、有人店舗はありません。
自動契約機での手続きには、本人確認書類が必要となります。
自動契約機の営業時間は、9時~18時です(三井住友銀行のローン契約機)。
コールセンターでの再発行手続きの際には、契約時の個人情報を正しく伝えなければなりません。
■新しい暗証番号設定は推測されにくいものがおすすめ
間違いなどでロックがかかってしまったローンカードの暗証番号は、変更届によって新しい暗証番号に変更手続きすることをおススメします。
そもそも、本人が暗証番号を3回間違えてしまうということは、古い暗証番号になじみがないからです。
自分になじみのある番号に変更完了すれば、忘れることもありませんが、他人にも簡単に推測されてしまう番号にするのはいけません。
暗証番号を新規登録手続きするには、自分には推測しやすいが他人には分かりにくい番号にすることです。
1. 生年月日など安易に推測されやすいものは設定不可
最も忘れにくく、かつ一生変わらない数字としては、生年月日があります。
ただし、生年月日は家族や友人ならば容易に推測できる番号であり、ローンカードと運転免許証を同じ財布に入れてそれを他人が拾ってもばれてしまいます。
カードローン会社では、生年月日をローンカードの暗証番号として、申込書や変更届出申請書で申し込みすることが、そもそもできません。
●電話番号の下4桁やゾロ目なども不可
生年月日以外にも、電話番号の下4桁ならば忘れにくいですが、これも受付サービスで不可としているカードローン会社が多いです。
それ以外にも、「1111」「7777」などのゾロ目や、「1234」などの連続した数字も、ローンカードを不正取得した第三者がまず試しそうな数字のため、設定できないようになっています。
■暗証番号バレでカードローンを不正利用されたらどうなる?対処法は?
他人に暗証番号がばれてしまい、不正利用されてしまう可能性も否定できません。
ここでは、不正利用された際の利用者・カードローン会社の対応について紹介します。
1. ローン会社に連絡し警察に盗難届を提出
まずカードローン会社に連絡をして、ローンカードを利用停止にしてもらってから、警察に盗難届や喪失届を出します。
ここまでしておけば、基本的に保険が適用されるため、返済義務は発生しません。
カードを再発行したい場合には、再発行手続きをとれば可能ですが、再発行手数料を取られますので、注意しましょう。
ただし、返済方法として引落口座登録をしてあり、上記口座の通帳を記帳したところ、身に覚えのない支払金額がすでに返済で引き落とされていた場合には、返済したお金が戻ってくることはありません。
勝手に返済されてしまう口座振替ではなく、自分の意思で返済できるATM返済などに支払方法変更してもいいでしょう。
2. ただし利用者に過失がある場合には支払い義務が発生することも
ただし、利用者に過失がある場合には、支払い義務が生じる可能性があります。
あまりないかもしれませんが、他人にローンカードの暗証番号をうっかり教えてしまったケースです。
自分は忙しいので、他人にお金を借りてきてほしい時などにやってしまいがちですが、絶対にいけません。
他人に推測されにくい暗証番号にしたものの、自分でも分からない場合は、ローンカードに暗証番号を書く、暗証番号を書いた紙を一緒にしておくなどをするかもしれません。
これも、利用者の過失とみなされてしまいます。
そして、カードローン会社が設定不可とはしていないものの、想定しやすい暗証番号にしておいても、利用者の過失となる可能性があります。
例えば、運転免許証とローンカードを一緒にしておき、現住所のアパートの部屋番号を暗証番号にした場合、携帯電話とローンカードを一緒にしておき、携帯電話の番号を暗証番号にした場合などです。
3.不正利用されないように家族や友人にバレない暗証番号を
あまり信じたくない話ですが、不正利用で最も多いパターンは、家族や友人です。
クレジットカードの場合、第三者の店員であれば、磁気テープの情報をスキミングすれば情報を盗めますが、ICチップの場合はそれもできません。
しかし、家族や友人であれば、住所変更前の番地、携帯電話の番号、車のナンバーなど、推測されやすい番号をいくつも知っています。
さらに、ローンカードを使ってATM操作をしているところを見ている可能性もあります。
気心が知れた関係であっても不正利用される可能性は否定できないので、推測が困難な暗証番号にしておきましょう。
■まとめ
暗証番号はばれる可能性があります。
ばれない対策ももちろん重要ですが、ばれた際の被害を最小限にする対策も重要です。
まず、利用可能枠を少なくしておきましょう。
利用限度額を少なくすることで、キャッシュカードでいう「現金引出しの限度額設定」をしている状態となります。
また、利用明細を頻繁に確認して、不正利用の早期発見に努めましょう。